5月2日、ガイドの車が4時45分に宿へ迎えに来てくれた。車の中には同行する3人がもう乗りこんでいた。
今回は5人でツアー登山だ。車はヤクスギランドを過ぎて、どんどん登って行き、淀川登山口で止まった。
ここは1400mぐらいの高度で1935mの宮之浦岳を登って、新高塚小屋でテント泊が今日の予定。
淀川の登山口で朝食の弁当を食べ、6時過ぎに出発した。7時20分、淀川小屋に到着。
きれいな清流のほとりの橋の近くで最初の休憩をした。ここには、飲用出来る(水飲み場は豊富だった) 水場があった。
登り口の淀川登山口 淀川小屋の橋から川の上流
ヒメシャラの木、モミの木を過ぎ、頂上に輪切りの岩が乗っている高盤岳が見えてきた。
小花之江河、花之江河という湿地帯に着いた。付近の山々が見渡せて、木道の上からの眺めは素晴らしかった。
大きなモミの木 大きなヒメシャラの木
高盤岳 頂上はと―ふ岩 花之江河
宮之浦岳までは3.8kmという標識があった。ここは、登山口から頂上までの半分来たところ。
シャクナゲの木は多く見られたが、花の蕾をほとんど付けていなかった。
ガイドさんから、今年は花の少ない年になりそうだと説明を受けた。
蕾のあるシャクナゲ 黒味岳 岩の上に人が登っている
黒味岳の分岐点を過ぎ、ロープを使って降りるところもあり、投石湿原では杉の木も少なくなり、
大きな岩が目立ってきた。宮之浦岳が目の前に見えるようになり、今日は晴れていて素晴らしい眺めで、
幸運だと感じた。翁岳分岐を過ぎ、粟生岳の横を過ぎると頂上はもう少しで、振り返ると、
大きな岩や小さな山の頂上が見える。頂上には12時30分ぐらいに着いた。まずお弁当を食べて、
それから、岩の間の頂上標識で記念撮影をした。晴れていたので、眺望することが出来た。
投石湿原から宮之浦 栗生岳(写真左)翁岳
下りの道はササの間を歩く道だった。ところどころでは、雪が残っていた。しばらく行くと、
岩が人の顔に見える、通称、月光仮面というところに来た。その大岩をうしろから登ると、
宮之浦岳が綺麗にみる事の出来る、ビューポイントだった。宮之浦から2kmほど歩いた所で、
ヤクシカに出会った。島には天敵がいないので角は発達せず、本島に比べて小柄な感じだった。
宮之浦から3.5kmの距離、15時30分ぐらいで新高塚小屋に着いた。小屋の周りはテントが多かったが、
小屋の中はまだ、余裕があった。ガイドさんから小屋で寝るか?テントで寝るか?
尋ねられたが、全員、テント泊を希望した。ガイドさんはテント3つ持ってきていた。
大きなテントに大阪から新婚旅行を兼ねたカップルと泊ることになった。しばらく散策した後に夕食。
ガイドさんが島の焼酎を持ってきてくれたので、飲んで寝た。夜中からテントに雨音がしていた。
宮之浦頂上 人面岩(月光仮面)
平石岩屋から宮之浦を望む 坊主岩