燧ケ岳・会津駒が岳・至仏山登山

2015.9.21~23

919日 

高蔵寺1910~名古屋駅の予定よりも早く着いたので、新幹線のEX切符で予約変更して、2便ぐらい前の新幹線に変えて、東京へ。

品川で下車して、山の手線で目黒へ。駅近くのホテルに泊まった。

 

920日 

朝7時頃から、安保法案デモで話題の国会まで、ランニングした。

7kmちょっとの距離でした。国会の周囲には、デモ隊はいなかったが沢山の警官が配備されていた。

帰りは東京メトロで目黒まで戻る。喫茶店でサンドイッチの朝食を食べてホテルに戻った。

白金台の
八芳園』での姪の結婚式に出席した。終了後、山の格好に着替え、礼服等は宅急便で自宅に送った。

ザックを背負い、トレッキングシューズを履いて、式場を後にした。

近くのスーパーで明日の食料を購入して、新宿に向かった。

夜の10時に新宿新南口、山手線の代々木駅に近いところから夜行バスは出発した。



921 

 

921日 関越交通夜行バス、乗車時間は、5時間50分。 深夜バスは席が狭く、ほとんど眠れなかった。

 

夜行バスは、午前3時半頃、大清水に到着した。

バスの後方の荷物置場からザックを取り出して、ヘッドライトを装着して出発した。

車止めのゲートをくぐったところがスタート地点だった。

なだらかな林道をずっと登って行った。


なだらかなという印象だったが、大清水は標高1190mで三平峠までは標高差566mの登りだ。

暗いので、かえって勾配にきづかず歩いていた。45分ぐらいで、一ノ瀬に到着。ここにはバス停があった。



DSC04463.JPG

 

林道が終わって、木の梯子の階段の道を行くと、明るくなってきた。

岩清水の水場
を越えて、ブナ林がシラビソの林に変わってきて、木道の道を振り返ると、山々の間から朝陽が射してきた。

三平峠から下って、10分ぐらいで尾瀬沼山荘のある三平下に着いた。

山荘の向かいのお店は、売店・軽食などを営業するお店だが、まだ開いてなく、ベンチを借りて、

ここで東京のスーパーで買った、パンとバーナーでコーヒーを沸かして朝食とした。


 



食べ終わって尾瀬沼のほとりに向かう。

尾瀬沼に映る
燧ヶ岳逆さ燧ヶ岳で、多くの人が写真を撮っていた。

 

 



三平下沼尻まで、尾瀬沼の南ルートを行きます。

ナデッ窪コースの登山口まではこちらのほうが短いコースなので。

ただし、木道が壊れていたりして、迂回しながら沼尻の小屋に到着しました。


この小屋は4時間後に、火事で焼失してしまったのです。家に帰ってから知りました。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/include/tmp_imgresize.php?maxsize=800&did=722705&fname=d542f481ce70ca740563e07b52b04340.JPG

 

ナデッ窪コースは、湿原から歩き始めて、樹林帯に入るとすぐに急な登りとなります。

燧ヶ岳までの直登コースです。ザックが重いのもあって、思うように登っていけません(;一_)

大きなゴロ石は、不定形で大きく足をあげなければ登って行けません。

このコースは、涸れ沢を登っている感じがします。

ナナカマドオオカメノキの紅葉が始まっていました。

今回からエプソントレイルウオッチを使っています。ナビ機能で、現在地や高度が分かるようになりました。



森林限界の8合目長英新道との合流部です。尾瀬沼が眼下に見えます。

ここからは尾瀬ヶ原も見えました。最後までゴロ石の間に足をかけて登ります。




 



 

俎嵓(まないたぐら・2,346m登頂1040。山頂は沢山の人がいました。

交代で記念撮影です。
山頂には祠がありました。

柴安嵓(しばやすぐら)
が最高峰です。1時間ぐらいで、往復できましたが、今回はパスしました。


頂上からは尾瀬ヶ原はガスがかかってきれいに見えませんでした。



 

下山は、御池方面に下ります。登山道は、最初は木道が整備されていて、歩きやすいと、感じた。

熊沢田代・広沢田代は、池塘がきれいだった。

ところが、段々、ぬかるんだ道になり、石は滑りやすく、思ったよりも時間がかかって、やっと御池に着いた。

御池で檜枝岐温泉(ひのえまたおんせん)方面の乗合バスの時間を確認して、「山の駅 御池」で昼食を摂った。

 

バスは片道660円でバス停は無かった。

今夜宿泊する、民宿「たきざわ」を道脇にみつけて、停車ボタンを押したら、すぐに停まってくれた。

20分ぐらいのバス旅だった。

 

民宿「たきざわ」で檜枝岐温泉の公衆浴場 『駒の湯』の入浴券を貰って、温泉に浸かった。

帰りは檜枝岐歌舞伎の舞台を散策して、民宿に戻った。

夜の食事は郷土料理の檜枝岐裁ちそば等が出た。


明日の朝は5時には出る予定なので、朝食は弁当でお願いしました。



大清水411→一ノ瀬休憩所454→三平峠600→尾瀬沼625→沼尻804

燧ケ岳1040→
熊沢田代1155広沢田代1240→御池1317バスターミナル1430→民宿たきさわ

http://homepage2.nifty.com/kanekokoudai/takisawa/index.html0241-75-2030

 



 





トータル 9時間10


922

4時過ぎに起きて、身支度して、ヘッドライトの明りを頼りに、登山口に!車道から近道を使って、登山口に着いた。

民宿からは2kmちょっとの距離だった。登山口では明るくなったので、ライトをしまった。




登山口は、標高1100m 山頂までは標高差1028m 片道 5.3km 登山口から階段を登ってスタートです。

コースは、中間点の水場まで急登ということだが、最初だけで、後はなだらかだった。

今日は、大きいザックを宿に残して小さいザックなので、土の道・木道 とても歩きやすい。

ブナ林に朝陽が当たって、きれいでした。

クマ笹をかき分け、山頂まで2.9kmの所が水場で、ベンチが置いてあります。





 

ブナの木の文字は、「切りつけ」といって、昔の人は木に書き込むことで、目印とかの役割りとしていたのです。

山頂まで1.2kmのところにベンチがあり、樹林帯を抜けて、視界が広がってきました。

高度は1800mを過ぎたところです。雲がない青空です。雲海が山峰にかぶっていました。

先行者も後から来た人もここで立ち止まって、写真を写す場所です。前を見ると、駒の小屋が見えてきました。


 




木道の道を行くと、池塘が草紅葉の中にちりばめられていて、昨日登った燧ヶ岳の双耳峰が正面に見え、

オオシラビソの木と赤く色づいた紅葉の木がうまくマッチしていた。






駒の小屋に着いてベンチで民宿手作りの朝食をいただいた。



まず、小屋から中門岳へ側道を使って行くが、霜が降りていて滑って転びそうになった。

この日は、雲一つ無い、真っ青な空だ(^_-)-☆

中門岳に続く高層湿原は、今まで百名山の80座を登頂してきた中で、ベストテンに入る風景でした。

稜線上3kmに渡って湿原が広がります。





中門岳の標柱 (この一帯を云う)と記されています。頂がないからです。


遠くの山々がくっきり見えて、駒ヶ岳へは登り返しします。

木道が天に続いているようで、「天空の楽園」と呼ばれる由縁です。

山頂はスペースが小さかったです。
2132
mで記念撮影して、すぐさま下山します。

岩の無い道なので、下るのも下りやすいです。






登山口に1046分に戻って来ました。民宿たきさわまでは2.5kmですが、11時に乗合バスが来ます。

走って、走って、民宿の荷物を受け取り、何とか、乗合バスに間に合いました。(@_@;)


 

乗合バスで御池の駐車場まで行き、小屋のベンチで昼食を食べました。

燧林道コースから三条の滝を経て赤田代の温泉小屋を目指します。

燧林道はブナの林です。

御池の駐車場から、なだらなか山道を歩くと、

御池田代、上田代、横田代、姫田代、ノメリ田代としばらくは、田代三昧です。



 

 

 

木道も古くなって、壊れかけています。

御池から3.3kmの天神田代では渋沢温泉との分岐がありましたが、今年は営業してないそうです。

樹林帯の中を行くと、つり橋が出てきた。最近出来た感じの立派な橋です。

燧橋」という名前です。ちょうど、すれ違った、若者のグループに御池に行く道を尋ねられました。

ちなみに、
燧橋」の下は川もなにもなく、底は5mぐらいの深さで、歩いて渡れそうです。

ブナの林を行くと、木道も無くなって、200mぐらいの急坂を下って、「三条の滝」に向かいます。

大きな岩の間を通過する登山道です。「滝まで200m」の標識から滝までが長かった(>_<)

テラス(展望台)から眺める滝は立派でした。落差100m幅30m。そこから、40分ぐらい歩いて「平滑の滝」に到着!(^^)!

ここの滝は一枚岩の上を滑る滝だそうだが、よく見えなかった。

15分ぐらい歩いて、1615分にやっと今晩の宿泊地「温泉小屋」に到着ヽ(^o^)丿

 


 


まず、食前に温泉に入った。夕食のメニューは山小屋にしては豪華で、20名ぐらいのお客さんが一緒に泊まっていました。




民宿たきさわ会津駒が岳登山(6時間)→駒が岳バス停1100→昼食御池バス停1240

ノメリ田代1320→天神田代1350→
燧橋1405三条の滝1515→平滑ノ滝1600→赤田代温泉小屋1615

トータル 11時間

 

 



923

4時半には起きて、準備して、5時過ぎに「温泉小屋」を出発した。木道には霜が降りていた

 




朝方は曇っているかなと思っていたが、明るくなってきたら、この日も天気が良いのが分かった(^。^)y-.。o○


 

 

 

 

 

 


 


 


540分ぐらいに「見晴らし」に着いた。山荘が何軒も立ち並び、尾瀬銀座の異名がある。

何人もカメラを片手に、
至仏山方面に歩いている。

至仏山に朝日が当たり、山頂半分が赤くなっていた。

モルゲンロート「赤至仏山」を撮影しているのだ。

私達も、見る事が出来てラッキーだった(^_-)-☆

川沿いに成立する拠水林が湿原を分けている。樹種はシラカバが中心。

池塘にはヒツジグサ?オゼコウホネ?の睡蓮科の葉が浮いていた。


木道は複線化されていた。右側通行らしいが、壊れかけているところもあり、歩きやすいところを行った。

逆さ燧ヶ岳」の標識では多くの人が集まって、写真を撮っていた。

「見晴らし」から「山の鼻」まで、60kmで、写真を撮りながら90分かけて、「山の鼻」に着いた。

 

「山の鼻小屋」で温泉小屋のおにぎり弁当の朝食を食べた。

ここは皇太子様も泊まったらしいが、隣の山荘が出来る前の話かな!?


いよいよ最後の登り至仏山」の登山口に向かった。

800mを直登する。最初は急登だ。\(◎o◎)/!

一緒に登山口にいた女子
2人は、少し登って、あきらめて帰ってしまった。


1700mまでミネカエデやナナカマドの紅葉が目立ってきた。

森林限界を超え、むき出しの岩が目立ってきた。

ここにある岩は、蛇紋岩でとても滑りやすいので、このルートは登り専用の一方通行!!

自然保護の意味もあるとか。ホソバヒナウスユキソウの花もまだ咲いていた。

標高
2000mを越えるとハイマツ帯。 ふうふうふう((+_+))やっと登った(*^_^*) 至仏山頂上 2228m!!

山頂から燧ヶ岳との間の尾瀬ヶ原の風景が、綺麗に見渡せて記憶に残った❤

この日は天候良く、富士山まで見えた。

稜線を下って、登り返すと小至仏山の頂上! 
.40分かかった。

後から来た、4人家族の人と、お互いに写真を撮りやっこして、下山。

途中に湿原(田代)があって、このコースはなだらかで、岩のないコースだ。

歩きやすく、ブナ林を抜け、「鳩待峠」までの標識を目標に歩き、1220分に峠に着いた。

ここからはバス・バス・電車・電車・新幹線・新幹線と乗りついで、自宅に戻った。



 

 

赤田代→10→見晴らし→60→牛首分岐→30→山の鼻→215→至仏山→40→小至仏山→115→鳩待峠

 


 

鳩待峠から乗合バス25分で尾瀬戸倉から関越バス  沼田でJRに乗り、高崎から、新幹線に乗って東京からJR東海の新幹線で帰宅した。