那須岳・皇海山・武尊山 2016・5.3~5
5月3日2日の仕事を早めに切り上げて、JR東海の「EX予約」で予約しておいた、
名古屋発20:16「のぞみ」412号で東京へ。
東京からは「えきねっと」で予約していた22:16東京発、「なすの」279号で那須塩原駅へ。23:25に到着した。
「なすの」の切符は、東京での25分間の乗り継ぎの間に緑の窓口で、駅員さんから直接、貰った。
ゴールデンウィークの真っ只中、新幹線の混み具合はそれなりだったが、お気に入りの座席番号1番で取れたので良かった。
最前列の席は、電気のコンセントがあり、足も伸ばせるから(^^♪
塩原駅はエレベーターが無かった。スーツケースを持って降りるのに苦労した。
宿泊するビジネスホテルは、東口から徒歩5分ぐらいで近かったので有り難かった。
外装は、ちょっと古びた感じだったが、部屋はきれいだった。
シャワーを浴びて、TVを見て寝た。朝食のバイキングは、品数少なめだったが無料だった。
パンを少し頂いて、翌日のお昼ご飯にさせてもらった。
駅の反対側にある開店時間の8時にレンタカー店に行って、車(カローラ)を借りた。
実は私は今回、免許書を忘れました((+_+)) 年のせいか( ;∀;)?? 忘れぽっくなりました。
那須高原ロープウェイにナビをセットして有料道路を1区間乗ります。那須ICで降ります。
降りたら、観光地の方面に向かっているので、渋滞の始まりでした。
ICからの放送で迂回路の案内がありましたが、ナビの通りに向かうと、まともに渋滞の中を走ることになりました。
それでも、途中から渋滞の流れから外れ、ロープウェイの駅に10時ぐらいに着きました。
駐車場で登山の支度をしていると、「強風の為、只今、ロープウェイの運行を中止しています」という放送が聞こえてきました。
予定ではロープウェイを利用して、茶臼岳・朝日岳を周回するつもりでしたが、やむなく変更です(-_-メ)
ロープウェイの駐車場から車で3分ぐらい上がった所にある、県営駐車場から登山開始です。10時30分過ぎでした。
登山口の「山の神の鳥居」をくぐると、祠が出迎えてくれます。
最初は、樹林帯の中のコンクリートの道を歩きます。
樹林帯を越えると、ガレ場でした。
運休しているロープウェイの路線があるところが茶臼岳でそれが左手に見え、右手には朝日岳が見えます。
茶臼岳も朝日岳も木が生えていません。登山道の最後のところで残雪があって、滑りそうになりました。
標高差250mの道を1.4kmで蜂の茶屋跡避難小屋まではコースタイム50分と書いてありましたが、40分で到着です。
昨年の晩秋時期の登山から今年初めての登山で、素晴らしい山容を見て心ウキウキです(^_-)-☆
避難小屋から三斗小屋への分岐の道を通り越して、朝日岳に向かいます。峠に出たら、風が凄かった。
ロープウェイが運行中止となるほどの強風の中、岩峰の道を行きます。
真ん中ぐらいに恵比寿大黒という地名が、険しい岩石の塊から、その名がついたのでしょうね。
鎖場を越えて、朝日岳の肩に着くと、更に風が強く、
時々立ち止まって飛ばされない様に、重心を低くして踏ん張ります(@_@)
強風の為、ここの朝日岳の肩で引き返す人達もいました。
お年寄りのパーティーは、蜂の茶屋跡避難小屋で引き返していました。
多少、風が弱くなった時に前に進みます。
肩から頂上までは10分ぐらいで到着するはずですが、風が行く手を阻むのです。
何とか辿り着いた頂上で、数人が休んでいました。
晴天☀で、ずーと見渡せました!!
強風の中、記念写真を撮りました。
本当は、頂上で食事しようと考えていましたが、否応無しに下山です。30分ぐらいで避難小屋に戻って来ました。
避難小屋から茶臼岳を眺めると、噴火の煙が見えます。
茶臼岳までの往復はコースタイムで85分ですが、1時間で戻ってくるつもりで、茶臼岳の頂上を目指します。
ガレ場を登りますが、高度差は、250mぐらいです。お鉢めぐりをしながら頂上へ。記念撮影して戻ります。
ロープウェイは、少し前に再開されたようで、 頂上には観光客もいました。
山頂の那須岳神社の祠にお参りしました。温度計は6度ですが、強風で体感温度はもっと寒いです。
高低差 480m 1,925 m m-1,445 m m 距離 7.354km
県営駐車場10:36分→蜂の茶屋跡避難小屋11:19分→恵比寿大黒11:29分→朝日岳頂上11:57分→
蜂の茶屋跡避難小屋12:34分→茶臼岳お釜口12:54分→茶臼岳頂上13:02分→
蜂の茶屋跡避難小屋13:22分→県営駐車場13:48分
14:00前に駐車場に着きました。これから今日の宿泊地の老神温泉まで200km以上を走ります。
高速では事故渋滞につかまり、高速道路は1区間で降りました。
下道を走ると、ナビは日光のいろは坂を通る道を誘導します。
2年前に登った男体山の脇を通って、戦場ヶ原の前で美味しいソフトクリームを思い出し、お店で食べました。
主人のオヤジが言うには、栃木県で2軒しか扱っていない、自慢のソフトクリームはやっぱり美味しかったです。
日光白根山のロープウェイを横に通って、温泉に着いたのは、6時40分でした。
食事前に湯に浸かり、食事しながら、明日の天候を気にしていました。
低気圧の接近で大雨と強風の予報でしたから(~_~メ)
5月4日 TVの天気予報よりも雨は早くあがって、予定通りに皇海山の登山に行くことにしました。
朝風呂で温泉に浸かり、朝食をゆっくり頂いていたので、宿を出たのは8時40分だった。
宿で地図を貰ったが、栗原林道の入り口は分かりにくく、道で出会った人に聞きながら、入り口に着きました。
林道は悪路で有名で、道幅は狭かったが、すれ違う車は無かったので良かった(^.^)
夕べの悪天候のせいか、道路に岩や木が落ちていて、時々車を止めてそれらを取り除きながら進んだ。
突然、左のミラーにガッシャと大きな音がした。見るとミラーが内側に倒れていた。
車を止めて、見てみると少し傷がついていた。落石がどうもミラーに当たったようだ。
びっくりした(◎_◎;) レンタカーなので、傷の補償かな???と、憂鬱になった。
車を進めると、1台、路肩に止めて、パンクの修理をしていた。
私達は、面倒くさかったが、岩を取り除いて進んで、正解でした。
林道を1時間以上、神経を使って運転して、やっと登山道入り口の皇海橋に着いた。
止まっていた車は2台でした。10時20分より登山開始。頂上までは3.6kmの案内が有った。
沢を何度か渡ります。雨で増水していましたが、靴が濡れたのは、最初のところだけでした。
登山道の入り口で、シャクナゲと途中でコバイケイソウの植物を見つけましたが、花のつぼみは無かった。
最初は、沢伝い・渡渉してましたが、半分登った1.8km地点過ぎからは沢登りになりました。
しかし、水は無いので、沢をまたいで登っていきます。沢から山道への入り口で、勾配がきつくなりました。
ロープが張っていました。この急坂を登りきったところが「不動沢のコル」で右手に「鋸山」が見えます。
今回は時間の都合で行きませんが。樹林帯のオオシラビソの大木の森を行きます。山頂直下で青銅の剣がありました。
朝方の天候から回復して、空が青く、風景がきれいです。
昨日の那須岳はトレッキングシューズでしたが、今日は沢の渡渉を考えて、登山靴を履きました。
残雪を踏んで山頂です。
誰もいないのでセルフタイマーで撮影しました。
標高2144mです。2時間30分かかりました。時間は12時50分です。
渡良瀬川の水源との標識がありました。頂上でパンを食べて昼食です。休憩後に下山します。
残念ですが、鋸山は時間が無くて、立ち寄りませんでした。
登山道入り口10:23分→最初の渡渉部位10:38分→1.8km地点(真ん中)11:19分→
不動沢のコル11:53分→皇海山頂上12:49分→登山道入り口14:46分
帰りの林道は、道上に岩が落ちていました。猿が落としていたのでしょうか?
下山後は「吹割の滝ドライブイン」に立ち寄って、ピンバッチを手に入れた。
ここから20分ぐらいで宿泊先の片品村の「湯の宿畔瀬」に着いた。
1時間くらい、すぐ近くの「片品水芭蕉の森」を散策した。
5000株の水芭蕉が咲いていたが、見頃は1週間ぐらい前だったかな??終わりかけのようだった。
フタリシズカの山野草もあった。宿の料理は昨晩よりも美味しかったです。
「湯の宿畔瀬」は温泉は片品の鎌田温泉が源泉でアルカリ性単純温泉、露天風呂有り。
http://katashina.yunoyado-hanze.com/index.html
5月5日 朝食はおにぎりにしてもらって、部屋で食べて支度して6時に宿を出た。
武尊山登山ルートは色々あるが、宿から近い武尊牧場スキー場からリフトに乗って、登山口まで行く作戦だ。
リフトの開始は8時30分だが、時間になっても、係の人がやって来ないしリフトが動く気配がない(。´・ω・)?
新潟から来た、3人組の若いお兄ちゃん軍団と、おかしいな?と話していたら、窓口が開いた。
中に係の人がいて、5月14日から営業すると言われた。
やむなく、歩いて登山道の入り口まで行くこととなった。
那須岳と同じパターンだ(;一_一)(;一_一)
スキー場の通過は、キャンプ場への車道を利用して50分かかった。
登山口入り口周辺は、花期にはレンゲツツジ目当ての観光客が来るそうだ。
頂上までは8kmという表示があった。入り口を9時過ぎに出発した。
青い空に白樺林が映えて、景色はグッド♡♡。やがて、まだ芽吹きのない、ブナの森に代わった。
映画「眠る男」のロケ地を9時30分過ぎに通過。
花咲湿原の分岐を左折して、なだらかな道はやがて笹の道となった。残雪が出てきて、
雪の上を滑らないように気を付けて進む。
新潟の3人組はストックを持っているが我々は用意しておらず、雪道が続くから不安となった(゚Д゚;)
避難小屋は10時15分ぐらいに通過した。
一面雪のなだらかな登りを行くと、開けた稜線からは燧岳・至仏山が見えた。
ここはセビオス岳だそうだ。(後からネットで知った)
セビオス岳から中ノ岳に向かうと勾配もきつくなって、帰りはアイゼンがないと滑るんじゃないかと思うようになった。
あと、高度では150mの所、距離では1キロ余り、
中ノ岳巻き道へ続く狭い登山道のロープが雪に埋まってしまっていた所で、今回は撤退した。
新潟の3人組は前に進んだが、我々は見送る形となった。
帰りのスキー場の駐車場へは15時ぐらいに着いた。
これから、上毛高原の新幹線に乗るには、時間的にもあそこで引き返して正解だった。
東京で乗り継ぎして、名古屋には21時ぐらいに着いた。
新幹線を1本遅れて、乗車してしまい、途中で自由席に変わったのは愛嬌ということで(^_-)-☆