籾糠山
2020.6.04
朝6時前に自宅を出発。白川郷ICを出て国道360号線へ。「天生峠」に目的が有ります。
国道360号線は、冬季は積雪で閉鎖されます。今年は5月28日に開通しました。
この日は晴天だったので、「天生峠」に行く途中の国道から「天生の中滝」「白山」が綺麗に見えました。
駐車場に完備されたトイレを済ませてからスタートです。
途中にも簡易テントのトイレ場が数か所ありました。トイレ協力金の要請もありました。
入場口(休憩小屋)で、常駐している係の方に協力金1人500円を払い、地図をもらいます。
係の方から、お花の咲いている場所等のアドバイスを頂きました。
新型コロナ対策で、検温が有りました。微熱以上の登山者は、入山禁止だそうです。
私達は、おかげさまで入口を通過出来ました。
登山届を出して8時ちょっと過ぎに出発です。
エンレイソウの咲く道で「天生湿原」まで1.1kmの間、沢山の種類の鳥がさえずっていました。
こんな事は初めてでした。
所々に「熊に注意」の看板がありました。
18リットル缶も有って、カンカン鳴らして、獣害ゲートを開けて進みます。
「天生湿原」は一方通行で回ります。水芭蕉は終盤で少ししか咲いてませんでした。
タテヤマリンドウ・オオカメの木・ツバメオモトが沢山咲いていました。
5、6匹のイワナが泳ぐ沢を渡ると、「カラ谷分岐」です。大きなカツラの木は、幹が割れて、雨宿り出来そうです。
緑のニリンソウがここに咲いているという情報を、入場口の係の方から聞いていましたので、一生懸命に探します。
ラッキーなことに見つかりました!! 見つけると幸せになれるらしい(*^_^*)
登りは「カツラ門」が有る「カラ谷登山道コース」を行きます。
カラ谷原生林の中を沢沿いに登って行くと、ここにも色々なお花が咲いています。
サンカヨウ・キヌガサソウ・ブルーのキクザキイチゲ・リュウキンカ等々。
登山道にお花が無くなることは有りませんでした。
ブナ、カツラの木は、ものすごく大きくて、まるで恐竜が出てきそうな映画のセットみたいです。
「カツラの門」は、2本の同じぐらいの大きさのカツラ木が、人が通るにちょうど良いぐらいの空間を作っていた。
カツラの巨木群は絶好の撮影ポイントだ。
サンカヨウの群落は、いたる所で見ることが出来た。
雨になると花が透けて見えるそうだが、残念ながら、その様な花は無かった。
サンヨウカの群落はこれでもか、とありました
カツラの巨木はハンパじゃない
木陰にはまだ残雪が
緩やかな登りでしたが、花の写真撮影で時間がかかった。
お腹が空いて、木の階段を登ったところにあった、「木平分岐点」のベンチで、おやつを食べた。
行道食用のチョコレートは、ポッキーやナッツの外側ではなく、中に入っていた方が溶けにくいと気が付いた。
今度からもこれにしよう。
分岐部にはベンチが
ここからの登りは傾斜がきつくなった。木の高さも低くなり、ムラサキヤシオ、オオカメノキが目立ってきた。
下で見たムラサキヤシオは花が散りかけていたが、ここでは今が盛りだ。
ムラサキヤシオ
「ブナ探勝路」との分岐点である、「籾糠分岐」に到着。ここからも急な登りが続いた。山頂は狭かった。
頂上の少し下にベンチがあったが、団体さんはここで休むのでしょうね。
1744m『籾糠山』山頂の記念写真を撮った。山頂では5人が休んでいた。
ここで昼食をとる予定だったので、平坦な場所を確保した。
ここら辺は急登が続きます
展望は360度見えた。晴れていたので遠くの白山連峰、北アルプスがくっきり見えた。
今日の昼食は、トウモロコシ・クラム チャウダースープ・雑炊・おしるこです。
1744mの高度にいます 白山連峰
雪を被っている北アルプス
メインディッシュは雑炊です ブナ原生林
30分ぐらいで下山開始。下りていくと、ガイドさんが団体さんを連れて上がってきた。
下山は、「木平探勝路コース」を行く。カラ谷登山道コースよりも距離は長く、下るだけでなくて、上りもあった。
原生林はブナが多かった。木平湿原は期待した花は無かった。
カラ谷分岐で柵をあけて、天生湿原を反対のコースをまわって帰ってきました。
コバイケイソウ タテヤマリンドウ
ミツバオウレン ツバメオモト
キクザキイチゲ イワナシ
ピンクのミヤマカタバミ エンレイソウ
緑のニリンソウ キヌガサソウ
ニリンソウ リュウキンカ