巻機山登山 2014.10.12



自宅を前夜8時過ぎに出発した。片道だけで高速を400km近く、下道を100kmぐらい走ったが、

信号がほとんど無かったので、登山口の桜坂駐車場に夜中の1時過ぎに到着した。 



登山口にあった地図                   直ぐに分岐点

 
10月の中旬ともなると、車の中で仮眠するが、寒くて、寝られず。

同じように仮眠していた他の登山者たちが、支度をして出発し始めた。

私達も朝食を摂って、登山口を出発したのは、630分ぐらいだった。

御嶽山の噴火の影響だろうか?!登山口では係員がいて、登山届を出すように、促していた。

すぐに、尾根コース滝コースの分岐点があって、滝コースがきれいという情報があったが、

今回は登りやすい尾根コースを選んだ。

登山口は3合目で730mぐらいの標高です。

ここは東京学芸大学登高会がところどころで「~合五勺」と勺単位の標識を立てていました。

井戸の壁と呼ばれる、樹林帯を登っていくと、前が明るくなってきて、ブナ林のきれいな道になった。

1時間ぐらいで5合目に到着。



         ブナ林の向こうに朝陽が差し込んできた


   気持ちのいい林を歩く

右手の見晴らしの良い場所から、遠くに沢が見えた。沢は米子沢です。

駐車場にいた中年の団体が、ヘルメットをかぶって挑んで行ったコースです。

6合目の休憩所からはヌクビ沢コースの全貌が見える。

天狗岩・割引岳
の山頂が見えた。段々笹が増えてきて、7合目の広場に着く。
 

 
   五合目からの展望                六合目からの展望

そこは、多きな岩の広場になっていて、沢山の人達が休んでいた。

ピークに見える所は、ニセ巻機山のピークだ。東側の山には雲がかかってきれいだ。




ここからが森林限界なのか、低い樹木となり太陽が照っていて、暑くなってきた。

朝からの着ていた厚めの長袖の服を脱ぎます。

8合目からは植生回復のネットが張ってある階段を登って行きます。



 
七合目の紅葉                     雲海に山峰

階段の道からピークを登りきると、9合目でニセ巻機山(前巻機山)の山頂です。

この辺りから巻機山の山頂が見えます。木道の鞍部を下って行きます。

下りの底には避難小屋がありました。草紅葉を眺めながら、木道を登ります。

途中には、小さな池塘が点在します。

山肌のエメラルドグリーンは笹が作りだしていますが、草紅葉とのコントラストがとてもきれいでした。

最後の急登を登りつめると山頂です。頂上の標識が立っている所の稜線は御機屋と呼ばれています。

ここのベンチにザックをデポして、分岐を右に、牛ヶ岳に行きます。

ちなみに、左が割引岳方面ですが、今回は行きません。

牛ヶ岳の方面へ5分ぐらい歩くと、ケルンが積んでありました。

そこが最高点で1967の高さです。ここで引き返す人も多かったです。

我々は、池塘と雲海の雲上散歩を楽しみながら、牛ヶ岳への木道を行きます。

40分ぐらい歩くと、字の読めない古びた標識が立っていて、そこが、牛ヶ岳の山頂でした。

その先は木道が無くて、暫く行くと行きどまりでした。


 
   九合目のニセ巻機山          やっとホントの山頂が見えた





池塘 ヌマガヤ オオシラビソ 御機屋


 

 山頂で記念撮影                   牛が岳に向かいます



                        


  巻機山に続く道


    富士山がぼんやり                        下って帰ります



再び、巻機山の山頂に戻って、ベンチで昼食(枝豆と味噌煮込みうどん)を食べました。

近くのオジサンに、かすかに見える山が富士山だと教えてもらいました。

帰りは、来た道を戻ります。大阪からの観光バスに乗ってやって着た、団体のグループを追い抜きます。

台風19号が近づいて、天候が心配でしたが、今年一番の天候に恵まれました。

ドピーカンの青空でしたが、山頂には雲海があって、いい写真が撮れました。

最後は、大学の山岳部のOBとおぼしき7名のパーティと競って帰って来ました。

2時に桜坂に戻りました。500円が駐車代でした。

このあと、明日登る予定の谷川岳に移動しましたが、結局、台風の余波で、登らずに帰ってきました。




桜坂駐車場6:35―四合目7:10―五合目7:35―七合目8:10―ニセ巻機山9:27―巻機山山頂9:55
―牛が岳10:35―巻機山山頂11:10―下山開始12:00―桜坂駐車場14:00