2011年8月11日~14日 <雲の平>
1日目:9:40折立~13:38太郎平小屋(昼食)~16:06薬師岳山荘 (夕食) 1日目走行時間6:16 |
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2日目:4:15薬師岳山荘~5:07薬師岳~5:50薬師岳山荘(朝食)~8:40太郎平小屋~10:22北 2日目走行時間12:00 |
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3日目:4:20黒部五郎小屋~6:00巻き道分岐(朝食)~7:45三俣山荘~9:14鷲羽岳~10:20わ |
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4日目:5:30雲ノ平山荘(朝食)~5:55奥日本庭園~8:45薬師沢小屋~11:35太郎平小屋(昼食)~15;15折立 |
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3時に起きる予定だったが、目覚まし時計のセット忘れて寝坊して4:30に起床。急いでお盆供養の迎え火を焚いてから、
アタフタと自宅を出発。東名高速道路の春日井ICから乗り名神高速道路経由~東海北陸道立山ICで降りた。
30分ぐらい車を走らせると有峰林道の小見線の改札口に到着した。そこで往復料金¥1,800円を支払った。
林道は、工事中のところが多くて1車線ばかりの道だが、幸い、すれ違う対向車は無く、30分程で折立ゲート駐車場に着いた。
駐車場は満車だったので少し手前の広場に駐車した。3泊4日分の荷物を詰め込んだザックを背負ったら、
ズシリと肩に重みを感じた。48Lのザックを背負うのは、3年前の立山縦走以来で、あのときよりも今回は1日長い走行だ。
今回が今までで一番厳しい登山になるかな…と考えながら、薬師岳登山口で記念撮影をして9:40に登山開始。
シラビソやブナの木の中、林道はゆるやかな登りで展望はきかないが、木の根の階段を歩くのは、
半そでのTシャツぐらいで丁度気持ちがいい。時々すれ違う、下山してくる人達はザックカバーをしていたり、
ゴアテックスのレインウェアを着ていたりしているので、どうやら上の方は雨が降っていたようだ。
3.8kmの登った所に三角点の表示が有り、休憩場になっていた。そこを過ぎたら草原の道伝いの石道みたいになって、
展望は一気に開けてきた。上は薬師岳、下は有峰湖が見える。8km道のりの残り2kmで太郎平小屋が見えてきた。
整備はされているが、大きな浮石だらけで歩きにくい。所々でニッコウキスゲの花が咲いていた。
13:38分に太郎平小屋に到着した。
折立登山口の標高が1350mで太郎峠の標高は2330mだから、高度1000mを登ってきたわけだ。
展望が開けて大きな浮石の道 有峰湖が見えた
太郎平小屋で昼食のラーメンを食べて小休止した。小屋で100円寄付して水とお茶を何杯もおかわりして飲んだ。
小屋の前はコバイケイソウが多いお花畑だ。14:15分ぐらいに薬師岳に向かって出発した。
草原の中の木道を進むと、薬師峠テント場に着いた。カラフルなテントを眺めながら、急な登りの岩場、
枯れ沢を登り、雪渓の横を過ぎ、ケルンのある薬師平にはベンチがあった。
また急な登りの岩場を過ぎると、薬師岳山荘まで15分の案内があったが、実際は7,8分で山荘に着いた。
時間は16:06分。少ししてお茶のサービスを受けた。ここのオーナーは女性らしく、心配りが違うのか!?
受付けには「今日は個室があります」という案内があった。相部屋でもさほど混みあっていなかったので、
十分な一人分のスペースが有り、寝がえりも楽々出来たのでゆったりと休めました。
時間があればこの日のうちに薬師岳に登るつもりだったが、頂上はガスがかかっていて視界が悪そうなので
この日の登頂はあきらめて、明朝の御来光登山をすることにした(明朝は天候が回復するらしい)。
夕食は、温かいアジのフライとから揚げなどで、デザートはスイカだった。
御飯もお味噌汁も温かくて、おかわりして食べたので身体の疲労も回復できました!!
薬師平にはベンチが有った 雪渓の横を過ぎるこの辺りは急登りで大変だった
薬師岳の圏谷群 国指定文化財 (山荘の横) 薬師岳山荘(建物の中は、小奇麗でした)
1日目のルート 1350m登った
2日目は、薬師岳での御来光目的で4:15に軽装でライトを手にして山荘を出発した。
山荘から頂上までは1時間のコースガイドで、日の出は5:00の予定だ。
幸いに登り易かったので、頂上には御来光の2分前ぎりぎりに着いた。
他の登山者達が、『こんな綺麗な御来光は、なかなか見れないよ!!』って。。
私達、、間に合って本当に良かった☆ 本当に綺麗な御来光でした(^_-)-☆
*参考までに・・・薬師岳山荘の女将ブログで2日後に御来光の記事が載っています。
http://www.yakushidake-sansou.com/2011/0814/120812/
夜明け前の槍が岳 朝日を浴びる薬師岳頂上
稜線伝いに赤くなって御来光
薬師岳山荘に戻って、干物と生卵と海苔などの朝食を食べて6:45に出発した。8:40に太郎平小屋に到着した。
ここから黒部五郎岳までは9.6kmという表示があった。小屋では、あまり休まずに木道の道を進んだ。
途中、ヘリコプターが見えた。救助の為かと思っていたら、各小屋に物資を届ける為だった。
小屋の商品が高いのもうなづけますね。。なだらかな登りは北の俣岳に近づくと急な傾斜になって、
あえぎながら10:20分頂上に到着。記念撮影後、下って登って赤木岳に到着。
それからまた下って中俣乗越のところで薬師岳山荘で注文した昼弁当を食べた。
11:45分。バーナーでコーヒーを沸かして飲んでいると、栃木から1人で来ている62才のおばさまがやって来た。
話をしていると、駐車場で車を隣に止めていた人だった。この方は昨日は太郎平小屋に泊って、今朝は薬師岳まで往復したそうだ。
黒部五郎小屋、雲の平小屋と泊る予定は、私達と一緒だった。
黒部五郎岳の名前の由来は大きな石がごろごろしているところからきたそうだ。
確かに、大きな石が多くなってきたなと感じ、急な登りを行くと黒部五郎岳肩に着いた。
ここでザックをデポして頂上に向かった。岩を登って、頂上到着は14:00だった。
先着している人から目の前に見える山々の名前を教えてもらった。今日は、晴天で遠くの山々まで見渡せた。
黒部五郎岳肩に戻りザックをまた担いで、クラブツーリズムの集団を追い抜き下って行った。
暫くすると黒部五郎岳に張り付く雪渓が見えてきた。ここが黒部五郎のカールだった。
花の百名山の著書の人がここが一番好きとのことだが、丁度、お花畑も見頃で、
皆、ここで思い思いに休憩していた。ここから黒部五郎小屋までが長かった。
ガイドのコースタイムより30分以上かかって到着した。16:15分に到着だから、
休憩いれて、12時間歩いていたことになる。小屋で栃木から来たおばさまと明日は水晶岳まで行けるかどうか、
コーヒー(バーナーで沸かした)等飲みながら話をして過ごした。小屋の食事は18:00からで知らない人達が直ぐに打ち解けて、
山の話で盛り上がる。夕飯は天ぷら定食で、明日の為に沢山御飯を食べた。
薬師峠のシラビソ 中俣乗越を過ぎ黒部五郎岳に向かう途中大岩が出てきた
黒部五郎頂上~展望抜群 黒部五郎岳カールにある雷岩(雷が当たって割れたとか)
黒部五郎岳頂上から・・雲ノ平の後ろが薬師岳
黒部五郎岳のカールと雪渓
2日目は累計標高差が多く、4日間で一番堪えました! 地図上部の紫色道は、往復した道です。