『飯豊山(いいでさん)登山』

2020.919日・20

日本百名山~98座目の登頂です。

コロナ禍が少し落ち着いて、やっと行けました(^o^)v   

 車で片道700km、登山口に行くのも遠かったです(((^_^;)(^_^;)))

 

『飯豊山~(または飯豊本山と呼ぶ)』は、

山形県・新潟県・福島県の境に位置する山で、日本百名山のひとつに数えられています。

北から南に約20kmにも及ぶ飯豊連峰の主峰で、標高は2,105mです。

名前の由来は諸説ありますが、

雪化粧をまとった山の様子が「飯を豊かに盛った」ように見えることからその名がついたと言われています。

 

また、花の百名山にも選ばれていて、毎年7月~8月にかけて見頃を迎える、

この山域でしか見ることができない固有種のイイデリンドウ、

他にもヒメサユリ、ニッコウキスゲ、ハクサンコザクラなど様々な高山植物を楽しめる山です。

 

山頂は花崗岩の露岩に覆われ、一等三角点が置かれる。

その東500mには、江戸時代から信仰登山の対象として開かれた「飯豊山神社」が祭られている。

 

飯豊山は、メイン登山コースが4コース有ります。

飯豊山にだけ登ることは難しく縦走での登頂が一般的。

さらにどのコースも距離が長く、登山口から山頂までの標高差は、

1,500m、登山口へのアクセスも困難な上級者向けの山です。

いずれのコースも健脚であれば1日で本山に到達することも可能であるが、

通常は途中の切合(きりあわせ)小屋などで1泊する。

 

私達は、その1つ、古くからの登山コースで、表参道と呼ばれている、

三国小屋、切合小屋、それに本山小屋の3軒が整備されている、

川入登山口より切合小屋で一泊して『飯豊山』を登山してきました

 

918日金曜日、夜10時過ぎに自宅を出発です

土曜日朝5時過ぎに近くのコンビニで、この日の朝食と翌日の昼食を買い物して、

弥平四郎(やへいしろう)登山口を目指します。

ところが、途中で通行止めの表示がありました。

急遽、途中にあった川入コースの登山口へ、御沢キャンプ場の駐車場に車を駐車します。

駐車場には15台ぐらい止まっていました。

 

身支度を終え、出発朝7時半頃、雨が上がるのを待って、500m歩いて「川入(御沢)登山口」へ。

「川入(御沢)登山口」樹齢 400年の杉の木と、樹齢 200年の栃の木がありました。

「御沢登山口」からすぐに本格的な登りが始まります。





長坂と呼ばれ、辛く長い登りに耐えます

唯一の慰めは、周囲に鬱蒼と繁るブナの森です。

「下十五里」、「中十五里」、「上十五里」の急坂を登って行きます


「笹平」、沢道通り、「横峰」、「地蔵小屋跡」、水場の「峰秀水」は冷たくて美味しかった。


ブナの大木の森です


「地蔵山下分岐」は左に曲がります。大体、標識は5km毎にあります。

この辺りから晴れてきました


鎖場の難所 剣が峰の岩場

「地蔵山」を巻き、900m有る岩場のクサリ場の「剣が峰」を慎重に越せば「三国岳」で、

山頂には「三国小屋」が建っています。ここが標高1644mです。


小屋の外で、ベンチに座って、休憩しながら昼食を取りました

「三国岳」からは、梯子が1か所、幾つものアップダウンの尾根を登ります。



唯一の梯子         ウメバチソウ

お花の適期は過ぎ、花はセンジュガンピ・ウメバチソウの花 が咲いていました。

ここで、我々を抜いていった、トレイルランナーは、切合小屋の手前で、もう山頂へ行って、往復していました。





「七森」「種蒔山」「大日杉分岐」最後は傾斜が緩んで、

マツムシソウの花が現れて、お花畑が草紅葉している所を通りすぎると、

「切合小屋」に到着しました。午後3時でした。一日目は切合小屋泊で宿泊です(0)



切合小屋が見えてほっとしました

この小屋だけは、食事の提供が有ります 30人ぐらい宿泊していました。

外でコーヒーを沸かして、飲みましたが、寒かった!

夕飯は、5時15分から。カレーライス、お代わりしたい放題ですが、一杯しか食べれませんでした。  

 
最高記録は、7杯だそうです。

コロナ禍で布団の提供が無いので、持参したシュラフとマットで就寝しました

919土曜日

 

翌朝5時過ぎから、切合小屋の朝ごはん(卵かけご飯、味噌汁、漬物、海苔、ふりかけ)を頂きました。

ご飯
やふりかけはお代わり出来ます 温かい食事はありがたいです(^o^)v   

注文してあったお昼弁当を受け取って準備します。

必要最低限をナップサックに入れて、リュックは、小屋にデポします。

 

外気温は、7度で寒い。今日は、ガスっていて眺望悪し!! 

雨が降っていないだけ良かったです_(^^;)

半袖、長袖、ウィンドブレーカー、薄手のダウンを着込んで、切合小屋(1740m)から飯豊山の頂上(2105m)を往復します。

行程3km、コースタイムは、4時間半です。

「草履塚」までお花畑(現在はミヤマリンドウが咲いている程度で、草紅葉が美しい)です。

草履塚から急坂を下る切ったところには、「姥神様の石仏」が祀られていました。

令和2年3月と記された衣をまとっていました。そこからいよいよ、長い登りが始まる。

「」と呼ばれる岩稜のクサリ場を越えて、「御前坂」にかかる。




この急登にあえぎながら、ゆっくりと高度を稼いで、

「山頂神社」と「飯豊本山小屋」(小屋でピンバッジを購入)に着く。

 

御前坂




飯豊山頂神社




飯豊山山頂

山頂では、最高峰の大日岳等の大展望を存分に楽しみたいところだったが、ガスって何も見えなくて、

おまけに強風
記念写真を撮って、同じ道でコースタイムより35分早く「切合小屋」に戻った。

 

「切合小屋」でリュックをピックアップして、登山口へ下山開始

1時間半で「三国小屋」へ。

丁度12時でお昼ご飯を食べることにしました。

切合小屋のお昼弁当(日の丸弁当でした)、甘酒(飲む点滴)、クリームソフトフランスパン、

お湯を沸かして、ぜんざいを作りました。

ぜんざいを作りすぎたので、居合わせた若者二人にお裾分け。すごーく喜んでもらいました

1時間程の休憩して下山開始

「三国小屋」から、難関の岩稜帯のクサリ場「剣ヶ峰」を通り、往路と同じルートで登山口へ、16時間45分に戻りました。

下界は、まあまあの晴天
でした。

 

もしかして、天候不良により23日になる事も想定して、行動食を用意していた

小屋宿泊は、一泊で済んだので、登山口で、この日の宿探しです。

21日に予約していた「いいで荘」に連絡すると、前倒しで宿泊できました。

よかった_(^^;)  早速、「いいで荘」へ向かいました


921日の月曜日 『会津観光』

 

『飯豊山登山』が1泊2日で行って来れたので、1日余裕が出来ました(^_-)

今日は、会津1日観光をする事にしました

会津観光案内に電話して、会津若松駅近くのビジネスホテルを予約出来ました(^o^)v

 

先ずは、定番の『鶴ヶ城  天守閣』へ。

コロナ禍なので、入城前に検温とアルコール消毒します

一層から五層まで、見学しながら上って行きます 

歩いたり階段上ったりして登山疲労のリハビリには、ちょうど良かった(^_^;)))

城内に有る茶室『麟閣』も見学しました


鶴ヶ城


 茶室『麟閣』

その後、お城から程近い、喜多方ラーメン専門店 『喜鈴(きりん)』で、昼食です(0)

「喜多方ラーメン」は、飯豊山の伏流水を使ったコシのある太ちぢれ麺と、

醸造のまち喜多方産の醤油を使ったコクゆたかなスープが特徴。

このお店『喜鈴(きりん)』も自家製、太ちぢれ超熟成多加水麺を使用していて、

つるつるモチモチとした食感でした

喜多方市の老舗醸造メーカーとコラボし完成した3種類の醤油(王道の醤油、白醤油、黒醤油)を使用したこだわりのスープです。

私達は、王道の醤油にしました 美味しかった!!

 

その後、宿泊先のビジネスホテルの駐車場に車を停めて歩いて、

km先の会津若松市の「七日町(なぬかまち)通り」へ

そこは、大正期以前のレトロな建物が立ち並ぶ観光スポット。

江戸時代から続く老舗をはじめ、かわいらしいデザインの会津漆器や会津木綿の専門店や、

地元食材を贅沢に使用した鉄板焼き屋など、新たにオープンしたお店も人気です。

七日町通りは街全体が見所スポットとなっていて、お店に立ち寄りながら、時間をかけて散策して来ました

 

あかべこ   七日町(なぬかまち)通り

夕飯は、七日町通りに有る『渋川問屋』に行きました

偶然、前を通って1時間後の予約をしました。

このお店は、老舗問屋の日本屋敷を開放した敷地にあるレトロモダンな旅館。

蔵を改装した館内に大正ロマンな趣きのスイートを4室揃え、郷土料理を提供しています。

6時にお店に行くと、満席でした(~_~;)

予約出来たのは、かなりラッキーだったみたいです   郷土料理に舌鼓!!


ホテルへの帰り道、『富士の湯』(天然温泉日帰り入浴)で疲れを癒してリフレッシュ

(^^)

翌日は、ホテルの朝ごはんバイキングを食べて

『野口英世青春館』を見学しました。

自宅までの700km帰路につきました(^o^)~~