幌尻岳・ニペソツ山 2016.8.11~15
8月11日に北海道の登山に向けて、セントレアから出発✈✈
割安航空のジェットスターは11時出発が少し遅れました。
1時間40分ぐらいのフライトの後、新千歳空港のグルメワールドで海の幸釜飯で昼食しました。
8月12日の夜と13日の朝に山小屋で食べる2食分のパンを『ロイスベーカリー』で購入しました。
今回のレンタカーは、『タイムズカー』を利用しました。
レンタカーの店舗の隣にアウトレットモールが在りました。帰りに寄る予定となりました。
『とよぬか山荘』へはナビで2時間 100kmぐらいと出た。道中のコンビニでお茶・酒等購入しました。
『とよぬか山荘』の駐車場に夕方5時ぐらいに到着。荷物の整理して、部屋に入った。
部屋は2つあり、各々の部屋に2段ベットが6つで、宿泊者の定員は24名でした。
お盆中であったが、満員ではなかった。
寝場所を確保。売店でガスカートリッジを購入。
風呂に入って、夕食はジンギスカン(カセットコンロに既に野菜と肉が入ったフライパンをのせて焼くだけ)(~_~メ)だった。
後は、味噌汁とご飯と漬物でした。
夕食時に虫(ハエ)が多いなと思ったら、談話室の窓が空いていた。
窓を閉めて、しばらくはTVでリオのオリンピックを見ていた。
『とよぬか山荘』は、町から外れた田舎に建っていて、廃校になった小学校を改装した宿泊施設だった。
1泊2食付き、お風呂とテレビも有って5000円で利用されている。
朝食用におにぎりを4個渡された。翌朝と昼に2個ずつ食べることにした。
消灯の9時前には横になった。
8月12日の朝3時のシャトルバスで、50分かかって、登山口の林道へ❗❗
このバスには、10人乗っていた。次のバスは、朝7時と11時に出ます。
バスを降りて、支度して4時に登山口をスタートします。
日高山脈は火山ではなく、造山運動で出来た山脈です。
二時間近く林道を歩きました。
この林道は、広葉樹林の森で、それほどアップダウンは無かったんですが、
シュラフや防寒着や川歩き用の靴など入った重たいザックに慣れなくて、足取りが重かった(ーー゛)
『北海道電力取水』から『幌尻山荘』までは、川を20数回横切って登ります(>.<)y-~(^_^;)))
その為、釣具店で購入した長靴(靴底がフェルトで出来ている)に履き替えます❗
水流が強い場所も有りました(>.<)y-~
雨で水流が増えると、幌尻岳登山禁止になり、麓のシャトルバスが、運行中止です❗
今回は、天候に恵まれました(*^^*)✌
幌尻山荘に着いて、重いザックを山荘にデポして、長靴はトレランシューズに履き替えて、幌尻岳山頂を目指します
エゾマツ・トドマツの針葉樹林からダケカンバ林に変わって『命の水』の標識を通り、
ダケカンバ林から登りきったら視界が開けました(^O^)/
『北カール』の斜面がお花畑で頂上に向かう尾根伝いの道になります。
アズマギク・イワブクロ・ウメバチソウ・ウサギギク・イワギキョウ等エゾツツジのエンジの色が鮮やかでした。
三時間半余りで、幌尻岳山頂(2052m)に到着 (#^.^#)
そこから少し足をのばして、絶景ポイントの『七ツ沼カール』まで往復して来ました(*^^*)✌
今年は、雪が少なくてカールの水は殆どありませんでした。
幌尻山荘迄の下山途中には、お花畑に沢山の種類のが咲いていて、癒されました(^_-)
幌尻山荘は、管理人が一人在中していて、食事の提供は有りません。
外の広場の2か所にブルーシートが敷いてありました。その上で食事をすることになっていました(雨降りでなくて良かった(@_@;)。
宿泊者達は、思い思いに食事と会話を楽しんでいました。
私達は、お湯を沸かして、スープ、ロイスベーカリーで購入したパンで食事です。
ビールは1缶700円で売ってました。寝具以外は部屋に入れることが出来ず、ザックは、床下の物置に入れます。
定員は50人ですが、思ったよりも少なく寝る場所も余裕がありました。
毛布一枚の貸し出しは、宿泊代に入っています。(余っていれば、毛布は1枚500円で貸出してくれます)
ここから、川を渡って行きます。
釣り具屋で買った、鮎釣りのウェダーが全く濡れなくて、滑らなくて大いに役立ました。
軽装になって幌尻山頂を目指します。
途中のお花畑です。お花の多さは壮観です。
奥が幌尻岳です。
幌尻岳山頂です。
山頂にありました。
そこから七つ沼カールが見える肩まで移動しました。
8月13日の午前4時に起床☀
『幌尻山荘』は、寝具が無いのでシュラフで寝ました❗
食事の提供も無いので、また、今朝も湯を沸かして、朝食はパンです。
昨日履いた釣り用の長靴で、午前5時半に『幌尻山荘』を出発❗❗
『北海道電力取水』まで、渡渉(川を横切る、川の中を歩く)しながら下山しました(>.<)y-~(^_^;)))
昨日の渡渉経験で、今回は、随分速く渡渉出来るようになりました✌✌..
午前7時頃、『北海道電力取水』に到着!! 釣り用の長靴からトレランシューズに履き替えて、
怖い崖の狭い道を通って、
林道を2時間近く歩いて、シャトルバス乗り場に到着。
バスの乗り場には午前10時前に到着しました。11時にバスは出ます。
待ち時間、コンロで湯を沸かして紅茶とお菓子で小休止(~o~)
東京から来ている人達と山談義をして時間をつぶします。
渡渉(川を横切る、川の中を歩く)の場所は、橋が掛けられた箇所も有り、5年前より整備されていたそうです。
バスで50分「とよぬか山荘」に戻ったら、シャトルバスの運転手さんに教えてもらった、
平取町の美味しい「ぴらとり牛」のお店で昼食しました。
宿泊先のぬかびら温泉郷の『山湖荘』まで遠かった。3時間ぐらいかかった(-_-)/~~~
宿のそばに、『ひがし大雪自然館』があったので、ニペソツ山の情報を仕入れて来ました。
次の日の登山に備えます。
林道です
渡渉の部分です
幌尻小屋から肩までです
こんないでたちでスタートします。
渡渉は22回??ぐらいしました。
川の水が深くて強い流れの場所には、橋がかかっていました✋
川の道以外にも狭い道やら鎖の道もあります。
この日の温泉宿には囲炉裏が部屋にありました。
8月14日の日曜日
今日は、日本二百名山の『ニペソツ山』に登ります。
天気予報は、☁曇りで、お昼過ぎからは☔雨でしたφ(..)
ぬかびら温泉郷からは車で20分だが、道を間違え、30分迷ってしまいました(@_@;)
国道273号線の登山口標識から、林道に入ります。
狭い林道を20分進みます。すれ違う場所なくて、対向車に会わなくて良かった(~_~メ)
駐車場は10台以上の車が止まっていました。なんとか、空いているスペースに止めます。
軽いザックに水分・食事(パン)・ゴアテックスを入れて、昨日と比べると軽装です(^O^)/
午前6時半から登山開始です。とりあえず、☀晴れていました。
スタートは、十六沢の川にかかる二本の丸太を滑らぬように、通って行きます。
エゾマツの樹林帯を登って行きます。
1時間40分、2.8kmぐらいの所に『大岩』がありました。
抜け戸岩みたいなところが『小天狗』でした。
そこからは10分ぐらい少し下って、空き地みたいなところが『天狗のコル』
ハンノキ・ハイマツの樹林を抜けて、ロープで道案内している,ガレ場を通ると、ケルンのある『前天狗』に到着。
10人ぐらいのグループが休んでいた。ここでニペソツ山と初対面するはずだったが、
視界が開けても、ニペソツ山は、ガスがかかって見えません(>.<)y-~
ガレ場に穴が沢山開いていて、動物の巣かなと思っていたら、
シマリスが2匹現れて、丁度横まで来てくれました。とっても可愛かった(#^.^#)
『天狗平』を越えて、ハイマツ帯を先に進んでいくと、ガスがどんどん流れて、
『ニペソツ山』が目の前に見えました。
その山容は、頂上が鋭角に尖っていて、 素晴らしい❗ (*^。^*)/
一旦下って、ニペソツ山の最後の登りは急登で、下ってくる人に「あと、どれぐらい?」と聞きながら、頂上に到着。
午前10時40分ぐらいでした。頂上からの眺めも素晴らしい❗
北側の大雪山・トムラウシ山は、雲が少し覆っていた。東の糠平湖や西の十勝岳は、くっきり見えた。
『ニペソツ山』は、日本二百名山だが、 山容、尾根歩きの景観、頂上での景観、とても人気がある❗ 本当に納得です(⌒0⌒)/
昼食食べて、45分ぐらい過ごしました。『前天狗』で休んでいた10人ぐらいパーティが登って来ました。
私達は、下山開始です。ガレ場では、あちらこちらでナキウサギの鳴き声がよく聞こえます。
頂上にいたお兄さんが、我々を追い抜きながら、教えてくれました。
「立ち止まって、ナキウサギの鳴き声のする方面をじっと見ていると、穴から出てきて石の上に座っているよ。結構、見ることが出来るから!!」
探しながら進むと、『前天狗』を過ぎて、平坦な場所で、1匹探すことが出来ました。
登山道の反対側でも見ることが出来ました(^O^)/
ナキウサギは、氷河時代の生き残り、普通のウサギよりも体も耳も小さいです。運良く探せて良かったです。
『小天狗』を過ぎた辺りから、小走りで登山口まで帰って来ました。
途中で私達を抜かして行ったトレラン3人組は、少し前に下山していた。
その内の一人(女性)が、登山口の川に入ってアイシング??していた!(^^)!
最後まで、天気が良く、本当に恵まれました❤❤
登山口です。丸太の橋を渡ります。頂上まで7kmの表示。
途中の大岩です。真ん中を抜けて行きましたよ。
天狗平はテント場です。
ハンノキの森です。
ガレ場を過ぎます。
前天狗ではガスがかかってニペソツ山が見えません。
鞍部を過ぎると、目の前にニペソツ山が❗❗
ガスが飛んで、クッキリと山頂が見えます。
山頂からはトムラウシ山が
旭岳も見えました。
下山途中でナキウサギに会いました。
シマリスは2匹がわざわざ寄って来ました。
下山してきても、良いお天気☀でした。
車を走らすと、車道に5匹ぐらいエゾシカが。
夜は鹿追町の秘湯の湯 然別峡 「かんの温泉」で泊まりました。
色々な湯があって、「また会おうの湯」とか名前がついてました。
翌日は、千歳空港までレンタカーを返して、アウトレットモールを見て、帰途しました。