平ヶ岳登山 2019.7.14
7月13日(土曜日)
早朝5時に自宅を出発です。新潟県の平ヶ岳に登山に行きます。
目的地までは500㎞、NHKのラジオでは剣沢小屋の主が出演して、剣岳の話をしてました。
10年前に登った、カニのタテバイ等を思いだしながら、2回のサービスエリアで休憩を取りつつ、
関越自動車道新潟線の小出ICで高速を降り、隧道の続く奥只見シルバーラインを通り
銀山平から352号線、通称樹海ラインを通って行きました。
樹海ラインはすれ違い出来ない、細い道路でした。
今晩泊まる「清四郎小屋」を通過して、[尾瀬の御池]を目指します。
福島県側の尾瀬「御池~尾瀬探勝の拠点」に到着したのは、お昼の12時でした。
昼食にキノコうどんと天ぷらうどんを食べて、近くの湿原を7キロ程散策して来ました‼
お天気も良くて気持ちよかったです。
[上田代~横田代~天神田代]と散策、ワタスゲ・ニッコウキスゲ等,お花を満喫出来ました。
ハクサンチドリ サラサウツギ ニッコウキスゲ
尾瀬を後にして、清四郎小屋に戻り、平が岳の皇太子ルート
中ノ岐林道から中ノ岐林道登山口まで小屋の車で送迎(一般車通行不可)→平ケ岳沢(増水時危険)
→玉子石→(水場)→平ヶ岳山頂→姫池(地溏群)→白沢清水→台倉清水→台倉山→下台倉山→鷹ノ巣登山口
小屋のご主人からコースの説明を受けました。
中ノ岐林道から山頂までのピストンが「皇太子ルート」と勘違いしてる人が多いそうです。、
皇太子(令和天皇)様は、20代の頃、『平ヶ岳』に登山されました。
中ノ岐林道登山口から山頂へ。山頂からは、鷹ノ巣登山口へ下山されたそうです。
その時は50人ぐらいの一行で登られたらしい。
その以前は、鷹ノ巣登山口から山頂へのピストンが登山ルートでした。
清四郎小屋は、風呂は露天風呂で風情があった。宿泊客は、全員が登山者でした。
夜の食事はごくありきたりでした。
朝食、昼食用に作ってもらったお弁当は、どちらもおにぎり2個と漬物とゆで卵の弁当だった。
日が暮れるとホタルが見えた。夜中は雨足がひどかった。
出発は、早朝の4時です。そんな頃には、雨は小降りになりました。
出発前に、下山して来る鷹ノ巣の登山口駐車場に、私達の車を移動させてもらいました。
下山後、疲れた足で登山口から清四郎小屋までの1.5キロを歩かなくて済んだので、助かりました。
7月14日(日曜日)
早朝4時、登山者6人、小屋のワゴン車に乗り込んで出発です。
352号線を魚沼よりに走り、ゲートのところで止まった。
「中ノ岐林道」の入り口は施錠され、一般車両は立ち入りできません。
ここの登山口を利用するには、
①登山小屋に宿泊して送ってもらう(片道の運賃は、一人¥3,000)
②登山ツアーに申込んで、登山バスで登山口への送迎をしてもらう(中ノ岐林道登山口から山頂へのピストン)
③「中ノ岐林道」の入り口のゲートに車を止めて、中ノ岐林道登山口まで、歩くか自転車を利用するか
運転手がカギを持っていてゲートを開けます。
林道を走り、1時間ぐらいで登山口に着いた。
ネットではその道は悪路という噂だが、寝れたぐらいだから、大したことなかったか?!
他の登山バスが3台到着して、すでに準備運動していました。
団体さんのグループは2組、他は個人で来ている感じでした。全体では50人ぐらいです。
ちなみに、「鷹ノ巣」から来ている人はすれちがったのを計算すると20人いたかどうかでした。
登山口には簡易トイレがあり、我々は用を足し、記念撮影をして出発です。一番最後に出ます。
ここの標高は1270m
スタートして直ぐに川があり、橋を渡ると、名水という看板があって、水が流れていた。
いただいたが、美味しいと思えた。
足が痛かったので練習不足でゆっくりと登っていたが、スタートが一番最後だったので、
休んでいる団体さんを抜いていった。団体さん達の休憩は、とても多い。
最初の急登が土の地面で、風水によって削られており、段差が高い。。
朝のスタート時は気温低く、20℃なかったと思われます。
小雨も降ってましたので、雨具を着てましたが、登りで暑く、直ぐに脱ぎました。
登山開始2時間程は、急な坂の連続。ここは直登ルートです。
その後は、視界の開けた緩やかな登りとなりました。登山道は、よく整備されていました。
シャクナゲ・イワカガミの花等を眺めながら登っていきます。
ハクサンシャクナゲ イワカガミ マイヅルソウ
ただし、道標の類は全くありません。
樹林帯を抜けると平らなところに出ました。
標識があり「たまご石」と頂上と分岐の案内でした。
ここで直ぐに団体さんが後ろにいましたが、団体さんは、先に頂上までに行き、
違うルートで「たまご石」に戻って、中ノ岐林道へ向かいました。
我々はここで、「たまご石」に行って、分岐に戻ってから、頂上に向かいます。
「たまご石」へは5分もかからず、到着しました。時間は8時です。
たまご石の向こうは道がありませんでした。
たまご石から見た景色は、山容と池塘が幾つか有り、今回の登山で一番きれいな風景と感じました(*^_^*)
分岐点で風の吹き抜けが強く、ここで再び雨具を着て、笹の間の木道を歩きます。
チングルマ・リンドウの花が咲いてました。
やがて雪渓の上を通って木道に戻り、山頂まで1kmの標識を越え、
ハクサンコザクラが咲いているお花畑を抜けると、
チングルマ ハクサンコザクラ
平が岳三角点の案内があり、右折して10mもかからないところが頂上でした。
標高2140m 歩き出して3時間ぐらいかかりました。
頂上の記念撮影をしたら、撮影をお願いした方が丁度100名山達成でした。
自分で作った巻物に百名山達成と名前が記入して、それを掲げて写真を撮ってみえました。
写真を撮って、休むような場所ではなかったので、「姫池」に向かいました。
山頂から1.1㎞の距離という標識の「姫池」は大きな池塘が点在していました。
テントを張るテン場もあります。
ここ「池ノ岳」から鷹ノ巣まで9.4㎞を下ります。
私達は、頂上から一般の登山ルートで
「白沢清水」「台倉清水」「台倉山」「下台倉山」「前坂」を経て「鷹ノ巣登山口」へ下山です。
「白沢清水」まではぬかるみが多かったです。
泥に足が埋まってしまうので、笹の上を歩くようにしました。
高度が下がって、泥に落ち葉が混じるようになって少しは歩きやすくなりました。
すれ違った親子は長靴・靴に縄を巻いていました。
「台倉清水」の間に木道が始まります、滑って3回ほど転倒しました。
大きな倒木が道をふさぎ、整備がされてない感じでした。
「台倉山」の標識で若いアベックとすれ違う、聞くと山頂まで行く、予定だと。
老婆心からか、無理せず、日没までに引き返すように話しました。
「台倉山」からは燧ヶ岳の眺望がいいそうだが雨交じりで見えず。
「下台倉山」からは岩の有る急な斜面、ロープのかかった砂混じりの急な坂、
「前坂」の手前からはやせ尾根で気が抜けませんでした。
尾根を下り、樹林帯をぬけ「下台倉沢」で登山口まで1.1㎞の標識を見たときは
ホッとしました。
登山口に着いたのは15:45分。
車に乗って、登山バッチを「清四郎小屋」で買って
今晩泊まる 栃尾又温泉「自在館」へは1時間ぐらいかけて行きました。
「自在館」は、昨年の9月に「越後駒ヶ岳」に登山した時に宿泊しました。
秘湯を守る会の宿で、この時に気に入ったので今回も予約しました。