岩手早池峰登山 7月15.16日
名古屋小牧空港7:30分発のFDAフライト⇒いわて花巻空港へ8:45分に着いた。
やはり、予報通りの雨だった。日産のレンタカーの事務所で今日・明日の天気を聞いた。
登山を明日にして、今日は中尊寺の観光に向かうこととした。
この日のFDAは紫 長者ヶ原廃寺跡
ナビに従って高速に乗り、牛肉で有名な前沢近くの平泉前沢ICで降りた。
中尊寺の手前にある
ボランティアのガイドさんが懸命に説明をしてくれた。観光客は、私達だけだった。
2011年6月、『平泉の文化遺産』は、
震災から3ヶ月の後の登録だったので東北復興の後押し、という意味合いもありそうだ。
薬師堂 観音堂
本堂 池に咲いていたハス
不動堂 大日堂
鐘楼 阿弥陀堂
金色堂(ポストカードになっている所) 釈迦堂
弁戝天堂 毛越寺
四寺廻廊の一つ毛越寺を参拝してきた。この後は震災で被害が大きかった陸前高田を視察した。
震災から1年4カ月、陸前高田は、まだ所々にガレキの山と廃墟のビルが残っていた。
以前は、
ずしっと胸を打たれた。
自炊部は、寝具類を借りて素泊まりで、食材を持ち込んで台所で自炊しても良いのだが、
今回は食堂で夕飯を食べた。泊まり料金は2人で\5,500円で5つの温泉に入ることが出来た。
大沢温泉自炊部 薬師の湯
16日、大沢温泉自炊部を5時半に出発した。岳駐車場まで60km。
6時30分過ぎに着いて、7時のシャトルバスに乗って、河原坊登山口で降りた。
雨は小雨状態で、登山口の監視員の方がまずは川沿いを2時間、それから急登りで頂上と教えて下さった。
河原坊登山口は標高1030m、頂上は1917mで880mを登って行く。
コメガモリ沢という川に沿って行くが、昨日から降り続いている雨で、水かさが増していた。
4回ほど川を渡った。飛び石も水に埋まって、靴を置く場所をあれこれ考慮した。
歩きだして、30分ぐらいでゴアテックスの雨具を着けた。上に行く程、天候は悪くなってくる。
川沿いの道の広い河原を過ぎると頭苔離という場所から尾根伝いの道を行く。
ここが7合目だ。ハイマツと岩場の間を行く。
ロープが2本左右に張られ、その間が登山道。御座走り岩を過ぎ、打石が8合目。
雨がやっと止んだのでここで補食した。周囲はハヤチネウスユキソウなど花がたくさん咲いていた。
頂上まで800mまでの標示から随分登ってきたのに、今度の標識は700mで、本当にガックリした。
千丈ヶ岩あたりで、強風が行く手を阻む感じになってきた。
残り400mの標示に勇気付けられ、100m先はかすんでいる状態の視界で、最後に2本の鎖場を越えて登頂した。
最後の最後まで頂上が見えない山頂到着だった。
山頂神社の祠で、単独の登山者に写真を撮ってもらい、風雨強い状態なので、早速小田越コースで下山を開始した。
山頂も蛇紋岩の岩がゴロゴロころがっていた。
避難小屋の横を過ぎるとまずは平坦なコースで木道が整備されていた。
御田植場という場所でチングルマ等のお花畑だった。
岩場の道を下山して行くが、今までに経験したことのない強風(おそらく風速30mぐらい)で、
8合目の天狗の滑り岩に取り付けてあった長い鎖場では風でバランスが崩れるのを必死に我慢した。
長い岩場の道から樹林帯を抜けて、小田越登山口に着いた。
ここは標高1220m、10分ぐらいでシャトルバスがやってきて、岳の駐車場まで戻った。
駐車場で登山の記念品の出張販売をしていた。
登山バッチを購入して、車に戻り、1時間ぐらい走って東和温泉に入って、
花巻空港からのフライトは40分の遅れで、16:55分に機上となった。
河原の坊登山口 コメガモリ沢は4回渡渉
打石 山頂にて 天狗の滑り岩の梯子
樹林帯の木道 小田越のバス停
小田越登山口 ハクサンボウフウ
センジュガンピ ハヤチネウスユキソウ
ミヤマオダマキ ヨツバシオガマ
ミヤマアズマギク コイワカガミ
チングルマ カトウハコベ
ハクサンチドリ ギンリュウソウ
ミヤマカラマツ