白山登山 2015.7.26

いつもの様に、今回の登山も土曜日の夜に自宅を出発!!

234km先の石川県市ノ瀬ビジターセンターまでドライブ( ^^) _U~~

途中、ビジターセンターに近い暗闇の道路で、大きな鹿が道路の真ん中にいて
逃げるそぶりも無くて、危うく激突しそうになった(@_@;)

日付が変わる、12時頃に駐車場に到着した。

随分手前の路肩にも車が止められていた。夜中でも、係員が誘導していた。

最盛シーズンとはいえ、こんなに、多く車が停まっているとは(-。-)y-゜゜゜

とりあえず、4時まで、仮眠する。



 

支度して、5時始発のバスに乗る為、バス停に行くと既に沢山の登山者で行列になっていた。

始発には、3台のバスが用意されていて、2番目のバスに乗ることが出来た。

バスは、すし詰め状態だった。吊り輪を持って立ちながら、別当出合まで行った。

バス代は片道500円。

登山道の鳥居(山全体が白山比盗_社の境内)をくぐって、【砂防新道]から、頂上を目指す。

標高差1440mです。時刻は5時30分だった。


 

手取り川にかかる大きな吊り橋を渡る。

石の階段の樹林帯は渋滞で、前の人を抜くに抜けず(p_-)

しかし、不動滝が見えてきて、「中飯場」に着いた時には、まばらになり歩きやすくなった。

ブナ・ダケカンバの樹林です。

:05に室堂まで4.5kmの標識を通過した。砂防新道では室堂まで6kmです。


 
不動滝               クロサンショウウオ

6:30に標高1750mの「別当覗」を通過。

小さな池にはクロサンショウウオが生息していた。

7:00甚之助避難小屋!ここから別山が見える。

水場が有りトイレ付きの立派な小屋です。

この辺りは、アオモリトドマツの林です。

アオモリトドマツ、ハイマツ等は白山を分布の西限となります。

白山は独立峰でここより西に高山帯を持つ山が無いためです。


 
シモツケソウ             タカネナデシコ

 
ハクサンフウロ        ヨツバシオガマ

 
キヌガサソウ        ミヤマダイモンジソウ

 
ヤマハハコ           クルマユリ

 
ミソガワソウ                ミヤマタンポポ


室堂まで
2.0kmの所が、「南竜ヶ馬場」との分岐点だった。

エコーラインを選択して、室堂に行くルートも良かったが、今日は最短道を行きます。

勾配がきつくなってきた。ここは、「十二曲がり」

十二曲がりを登り終えた所に、一口飲むと10年寿命が延びる「延命水」の水場が有った。

長生きしたいので(笑)、列に並んで、頂きました。冷えて美味い(*^_^*)


 
延名水                   黒ボコ岩

そこから、直ぐに「黒ボコ岩」だった。

岩に登ると、見晴らしが良くて、最高峰「御前峰」が綺麗に見えた。

ここで「観光新道」と合流します。

登山道が木道になって、「弥陀ヶ原」に着いた。ここでハクサンコザクラの花を見られました。



 
弥陀ヶ原

エコーラインと合流して、ハイマツの五葉坂は急登で、頑張って登ってようやく「室堂」に着いた。

 

室堂は、協力金の要らないトイレで、トイレットペーパーも置いてありました。

ジュースを飲んで、小休憩します。

750名が宿泊出来るだけあって、五つの宿泊棟がある。

「白山比盗_社」祈祷殿並びに社務所は、
白山開山1300
年記念事業の一環で建て替え工事していた。

横の鳥居をバックに団体が記念撮影していた。

私達は、荷物をデポせず(結構な数のリュックが置いてあった)
鳥居をくぐって、山頂へ!!標高差は250mです。

ハイマツに囲まれた整備されている石の階段を登って行く。

ここにクロユリが咲いていた。

途中で「青石」という、下界と天上界との境という標識が有った。

高天原を過ぎ、室堂から40分で「神社の奥宮」だった。

参拝して、9:20に白山の御前峰1702mに登頂した。


 
クロユリ                   イワギキョウ

 
御前峰                    クロユリ

 
イワツメクサ

  
                   御前峰頂上                        白山比盗_社奥宮                          

 

風が強かった。

頂上はそれほど広くなくて、御来光を見る人達が集まると、直ぐにいっぱいになりそうだ。

近くの人にお願いして、記念撮影した(^_-)-☆

今日は、快晴で、素晴らしい景色が見渡せた\(~o~)/

油ヶ池・紺屋ヶ池・翠ヶ池・血の池・千蛇ヶ池・五色池・百姓池 七つの池を周る

お池めぐりのコースで、室堂まで下山します。

山頂から急な下りがあります。まず、池が2つ見えてきた。

空の青さ☆池の青さ☆雪の白さ☆山の緑☆  綺麗なコントラストに感動しました(^。^)y-.。o○

 
油ヶ池                               紺屋ヶ池

油ヶ池からは、ゆるらかな下りになりました。

紺屋ヶ池では、雪渓を渡って少し登ります。

翠ヶ池は、北アルプスを背景にしてとても綺麗でした。水面のコバルトブルーの青さが映える。


翠ヶ池


通りがかった人が、北アルプスの山座同定をしてくれた。

その方は、白山に何回も登ってみえるそうですが、今日ほどの快晴は、めったに無いそうです。

水量豊富な血の池を通りすぎると、大汝峰への分岐0.7kmが出てきた。

大汝峰まで行くと、往復1時間ぐらいかかる。時間の都合で止めた。


 
血の池                                         大汝峰

千匹の蛇を閉じ込めたという、伝説の千蛇ヶ池は万年雪の池です。

 


千蛇ヶ池

「雪でふたをして再び世に出れないようにしました。もし雪が消えるような時には、

池のすぐ上の御宝庫がくずれ落ち、池を埋めてしまう!」と言われています。



 
五色池                                        百姓池

五色池・百姓池は小さな池です。

百姓池で分岐があり、雪渓の上を歩く遠回りのコースを選びます。

ここもお花畑で、コバイケイソウ・ハクサンコザクラ・クロユリの群落と
ハイマツ林の中にハクサンシャクナゲを見つけました。



 
ハクサンコザクラ                      コバイケイソウ

11:00に室堂に戻って来ました。湯を沸かしてコーヒーとパンの昼食をとりました。

売店でピンバッジ、郵便局で登山証明書、奥宮祈祷殿でお札など買って、
御利益を願いつつ、12:05
に下山開始です!(^^)!

まだまだ、登って来る人がいます。登り優先なので、止まって、待つ事多し(@_@;)

急な下りを過ぎ、なだらかな「弥陀ヶ原」の木道は気持ち良く、
木の間隔の配置がよく整備されていて、滑りにくくなっていると感じました。


 
弥陀ヶ原                          砂防新道と観光新道の分岐点

分岐を「観光新道」の方面へ行きます。

言い伝えでは千匹の蛇が埋められているという「蛇塚」を越えると、



蛇塚

お花畑が出てきて、砂防新道よりも、こちらのほうが花は沢山咲いていました。

 
シナノキンバイ                            タカネナデシコ

 
ハクサンシャジン                          タカネマツムシソウ

 
イブキトラノオ                                  ニッコウキスゲ

 
ノアザミ

 
タテヤマウツボクサ


観光新道も室堂と別当出合まで6kmです。

新しく建て替えられた小屋「殿ヶ池避難小屋」を過ぎると、
花も減り、砂防新道よりも、整備されていない道を行きます。

ゴロ石を下って樹林帯を下って、
14:17に別当出合に戻って来ました。

バスが待機していたので、まずは席を確保します。

下界は暑かった((+_+))

売店に駆け込んで、アイスクリームを買った。

再び、バスに乗って、駐車場に戻ってきました。

 着替えをして、3:00に自宅へと車を走らせました。