福島登山 3 2012.8.14吾妻山
宿の朝食前の6時頃、傘をさして、ビジターセンターの横の五色沼周回コースを散歩した。
宿からビジターセンターまでは、車で1、2分だった。
夜中は激しい雷と雨が降っていたが、今朝も名残りの雨が多少ある。散歩していたのは私達だけだった。
毘沙門沼と赤沼まで行った。おそらく快晴なら、この沼の色はもっと鮮やかだったと思う。少し残念だった(>_<)
コースの半分までも行っていないが、朝食タイムが気になり、宿に戻る。
五色沼散策ルート
『西吾妻山天元台ロープウェイ』から登るコースを選択した。宿から天元台ロープウェイ湯元駅までは、車で1時間ぐらいかかった。
天元台高原駅(ロープウェイ上部) 鐘を3つ鳴らすと。。。
天元台高原駅に降り立つと、天元台高原が広がっていた。ここは昔、硫黄鉱山だったそうだ。
今ではペンション村があり、キャンプをする人達が集まっていた。
ロープウェイからリフト(しらかば・しゃくなげ・つがもり)3つ乗り継ぎ、標高1820mの北望台が終点だ。
三つのリフトの駅には、順番に鐘(幸福、希望・安全)があり、それぞれ鳴らすと願いが叶うらしい(・・?)
登山道を進むと、直ぐに分岐点があり、左方向の人形石方面に向かう。
樹林帯はオオシラビソからハイマツへと変わり、標高1960mまで登ると、大きな岩の集団が現れた。
『人形石は岩場の長方形と思って下さい』と案内があった。ガスが発生して見通しは悪かった。
人形石 いろは沼方面へ
ここから吾妻山方面へは木道がかかる高層湿原の中を歩いて行く。
木道で昨日磐梯山で会った、小さい子供2人を背負って歩く若い夫婦に会った。
池塘がところどころに見えた。チングルマの花後のひげが印象的だった。
おおくぼの池塘 梵天岩
木道から岩場の道を行くと、大きな岩が積まれていて、『梵天岩』と名づけられていた。
その『梵天岩』の中に登山道が作られていたので、ちょっとびっくりした(^0_0^)
15分ぐらい、オオシラビソ(アオモリトドマツ)の森を行くと、『天狗岩』に着いた。岩には『吾妻神社』が祠られていた。
そこから15分ぐらいで、無人小屋の『西吾妻小屋』へ着いた。
小屋の前の木道で西吾妻山(2035m)を目の前に眺めながら昼食をとった。
ドライブインで買ったおにぎりは手握りで美味しく、天元台の売店で買ったトウモロコシも美味しかった。
20分で頂上の案内だったが、10分で着いた。頂上は狭く、展望もきかないので、早速降りてきた。
西吾妻小屋 天狗岩の吾妻神社
小屋前で昼食 西吾妻山頂上
天狗岩から梵天岩、分岐点をかもしか展望台にとり、北望台へ戻った。
再び、リフトのお世話になり、ロープウェイも使って車のところまで戻って行った。
天元台ロープウェイ9:40-北望台10:35-人形石11:14-梵天岩11:58-天狗岩12:14
-西吾妻小屋12:32-西吾妻山頂上13:16
-梵天岩13:33-かもしか展望台14:19-天元台ロープウェイ14:47
今日の宿は、『微湯温泉(ぬるゆおんせん)旅館 二階堂』
道幅が狭く、対向車とすれ違うのに苦労する山道を通って、17:20分に着いた。
部屋は8畳二間、応接セットが置いてあった縁側付きだった。床の間があり、欄間ありだったが、築何年だろう???
かなり年数が経っている様子だが、風情があってなぜか落ち着く!!ただし、鍵がなく、夜中に誰か来たら、どうしよう?
『日本ぬる湯温泉番付 東の横綱』 とパンフレットに書いてあった。
大きい木の浴槽が、31℃ぐらいの源泉風呂だった。かなりぬるくて入っているとだんだん寒くなり、
隣のポリ浴槽の沸かし湯の風呂に入って温まった(^_-)-☆
庭にはたくさんのシャクナゲの木。
福島県の花で八重咲きのハクサンシャクナゲの「ネモトシャクナゲ」だそうだ。
『日本秘湯を守る会の温泉』でとても雰囲気のある温泉だった。
夕食は、別の個室に案内されて、豪勢だった!猫が沢山飼われていた。