富士登山

2021.7.22/23

<7月21日>

仕事を終え、シャワーを浴び、夕飯を食べて、近くのマックスバリューで明日の朝食を購入した。

春日井ICから高速道路で新東名新富士ICを経て、「水ヶ塚公園」へ。

自宅を午後10時に出発する時に到着予定を検索すると、3時間後の午前1時だった。

予定どおり午前1時に着いた。

夜中にかかわらず係員は2人いて、朝5時からの計温する場所を知らせてくれた。

駐車代は1000円、機械に入れた。

駐車場は半分ぐらい埋まっていただろうか。

7月1日に車をホンダステップワゴンに替えて、初めての車中泊まりだった。

前部座席を倒せばフラットになり、足を曲げることなく快適に寝ることが出来た。

車中から目前の富士山を見ると、山小屋に電気が灯っているのが見えた。

ライトを付けた登山者の列は、ほとんど見当たらなかった。

 

<7月22日>

富士宮5合目までのシャトルバスは混んでいると、臨時便が5時から出るが、

今日は通常どおりの6時からの運行だ。

検温を受けると、手首に緑のリストバンドを装着します。

富士山保全協力金の1000円支払い、缶バッチもらう。

5時30分ぐらいにバス停で並ぶ。

雲ひとつ無い絶好の登山日和だ。

前に並んでいるおじさんは、オリンピックのボランティアをする予定だったとのこと。

予定が無くなり、富士山の日帰り登山に来たそうだ。

3台目のバスに乗車出来た。5合目までの所要時間は30分、乗車賃往復2000円かかる。

富士宮の5合目の売店で、金剛杖を買った。

杖は、布のキャップ付きで1200円だった。ここに焼印をするごとに300円かかる。

高度に順応する為、高山病にならないように、

ここ(標高2400m)でパンを食べたりして、50分ほど過ごした。

富士山といえば、登山道が渋滞している、外人が大勢きている等のイメージがある。

昨年は閉山していた富士山で、今年は開山したので、結構混んでいるかと思ったが、

外人さんは見当たらず、ツアー客は見当たらず

バスは続けて来ず、 人は少なく感じた。

5合目登山口を7時20分にスタートする。

「冨士宮ルート」のスタート時の高度は2400m、頂上は3776m、高度差1300m。

最初はハイマツ帯の中の広い砂れきの道。

山頂方面と宝永山火口との分岐場所の6合目に20分ぐらいで到着。

ここまでは木があった。

富士宮ルートの特徴は、4つの登山ルート(富士宮ルート・御殿場ルート・須走ルート・吉田ルート)のうち、

最も標高の高い位置から出発するため、山頂までの距離が短い。

六合目には、手前に「雲海荘」、並んで「宝永山荘」があり、

焼き印は手前の「雲海荘」でしてもらった。

名物は富士宮やきそば600円だそうだ。

ここでの撮影を中学生ぐらいの女の子にしてもらったが、

この先も同じペースで歩いていたので、ずーとこの子に撮影してもらうことになった。

登山道は、急坂で砂礫なので滑りやすい。8時37分に新七合目の「御来光山荘」に到着。

この辺りはまだ元気だった。次の山小屋まで300mという表示をあそこだな、

と余裕で上の方を見ていた。

新七合目(標高2780m)から元祖七合目のコースタイムは50分

相変わらず続く急な坂。「宝永火口」を右手に見ながら登ります。

山小屋「元祖七合目」に9時35分着。

出発しようとしたら、ブルドーザーが道をふさいでいて、しばし休憩。

オンタデの花は、今が盛りか満開だった。

砂礫地、岩礫地、火山の荒地等で、他の生物が生育しにくい場所に真っ先に生育し始める

パイオニア植物である

眼下には駿河湾がまるで地図のように見ることができます。

「八合目池田館」には11時1分に到着。

この山小屋は、今年は焼き印しないそうだ。

八合目まで富士宮ルートを上り、八合目でトラバースルートで御殿場ルートへ。

このトラバースルート(山と高原地図にも載っている、実線の登山道です)は、

山小屋「八合目池田館」のトイレの影になっていて分かり辛い。

見つからないので池田館の方に「トラバース道はどこですか?」と訊ねると

「私の口から何も言えません」と言われてしまった。

「赤岩八号館」に電話して、道を確認した。

トラバース道から御殿場ルートに入って、20分ほど登ると、赤岩八合館が見えてきた。

トラバース道は、最初はあまりにも楽だったが、最後の上りがちょっときつかったです。

「赤岩八合館」のある地点は、御殿場口登山道の七合九勺地点。

標高は3300mのところにあります。

「赤岩八合館」は、現在の天皇陛下が、皇太子殿下の時に富士登山された際に宿泊した小屋

としても有名ですね。

皇太子殿下の写真が飾ってありました。宿泊料金は1泊2食付きで8000円。

この山小屋で、宿泊の受付と荷物を置いて昼食のうどんを食べた。

その後30分ぐらい横になって休みました。

富士宮ルートよりも御殿場ルートの山小屋の方が、評判良い。

「赤岩八合館」から頂上まで1時間30分と表示してあった。

八合館から15分ぐらい進むと八合目の表示があり、

ここでも頂上まで1時間30分と、書いてあった。ガックリした。

急登で火山の岩の石でふんばれず、休みながら登った。

妻には先に行ってもらい、お鉢巡りをしてもらった。

やっと頂上の社が見えた時は嬉しいと、いうよりも、やれやれという感情だった。

「浅間神社の奥宮」を通過時に妻に電話して、「剣ヶ峰」で待ち合わせとなった。

剣が峰の最後の馬の瀬はまた急登で、手すりを掴まって登って行った。

「剣ヶ峰」に15時5分 着いた。3,776メートルの頂に立った。

「日本百名山」を始めた時に、ラストは富士山と決めていた。

富士山を残していた昨年は、閉山していた富士山。

今年は開山してくれたので、

一年越しにやっと、日本百名山の百座目に登頂出来た。

並んで順番待ちの多い「剣ヶ峰」だが、今日は若い女性2人がいただけだ。

作ってきた【百名山完登のぼり】取り出して、その2人に撮影を頼んだ。

少し曇ってきていた空が、祝うかのように、青い空に変わった。

馬の背を下りていくと、写真をいつも撮ってくれた中学生が登ってくるところだった。

大阪から来た、道場の仲間と一緒に来たのだが、日帰りで帰ると、言う。

5合目のバスの最終は、午後6時、それに間に合ったのだろうか?

頂上の郵便局で登頂証明書がもらえるので行きたかったが、郵便局や山小屋は閉じていた。

頂上直下の「富士山本宮浅間大社奥宮」に寄って、

【百名山完登のぼり】に直径16㎝の御朱印を押してもらった。

その後、山小屋の「赤岩八合目館」に下りていく。

疲れと浮石で踏ん張れず、転びながら戻って行った。

「赤岩八号館」には4時30分ぐらいに戻った。

ビールを飲んでいる人がいないのは、コロナ禍の影響か?

山はビールだ!と注文したら、いやがらずに出てきた時はほっとした。

5時から夕食だ。おかわり自由のカレーライス。

山小屋の人は、ご飯は普通?漬物は全部?と聞きながらプラスチックの容器によそおってくれる。

今まで山小屋で食べたカレーのなかで一番美味しいカレーライスだった。

まだ、山小屋に着いていないひとがいるのか、7時過ぎまで食堂は開いていた。

9時消灯だが、8時頃には寝た。

夜中の12時位にトイレに外に行くと、

何人かのグループが今から登って行こうとしていた。

 

<7月23日>

4時には目が覚めた。思ったよりも寒くはないが、フリース着て、ダウンを着た。

小屋の前の「御来光観拝之好適地」と記す木の標識のあるベンチで、

登山者達は、座って太陽が登るのを待っている。

4時40分頃山中湖の方面の雲が赤くなって、

ご来光が拝めました。

午前5時からの朝ごはんは、ハムエッグと味噌汁でした。

完登のぼりに何か記念になるものを押せないかと、女小屋長に相談したら、

スタンプを教えて貰って、下山はスタンプを探しての道のりでした。

女小屋長の息子さんは春日井市に住んでいるそうです。

この山小屋で金剛杖に5つも焼き印をしてくれた。

富士宮ルートの山小屋よりも御殿場ルートの山小屋のほうが評判いいという噂どおりです。

帰りはわらじ館をすぎたら、大砂走りを行きます。

登山者達は、楽しそうに砂走りをしながら下山していました。。

今年は外人さんは少なかったですが、ここでは6名の外人さんも走っていました。

 

「宝永山」の山頂を廻って、「宝永山の第一火口」を経て、富士宮ルートの六合目に入った。

そこから五合目と下って行きました。

11時のシャトルバスにぎりぎり間に合って、乗車しました。

30分のバス乗車時間は寝ていました。

「水ヶ塚公園」の売店でお土産を買って、ブルーと白の二色富士山ソフトを食べました。