阿蘇山・祖母山・九重山

                                                                       2012.5.3~6


5月3日 名古屋小牧空港8:30発のフライトで熊本空港9:55に到着した。

今回の移動は日産レンタカーを利用する。

日産車:ウィングロードに乗って、まずは熊本出身の友人紹介の「明神そば」で腹ごしらえをした。

10割・8割蕎麦の2種類をざるそばで食べた。九州と中部の蕎麦対決、どっちが美味いか?

ナビに仙酔峡をセットして、いざ出発! 阿蘇国立公園の観光地をドライブしていると、牧場にあちらこちらに牛がいた。

茶色い牛が、くまもと あか牛だ。13時過ぎに仙酔峡の駐車場に着いた。ロープウェイは2年前から営業していなかった。



九州阿蘇国立公園


駐車場から頂上を見る                                      溶岩ドーム

火口噴火立ち入り禁止区域があるが、とりあえず、行けるところまで行こうと、

ロープウェイの駅方向に沿って進んだ。

遊歩道になっていて、傾斜はきついが登り易かった。40分ぐらいで火口東口駅に着いた。



噴火口から噴き出す噴煙                   仙酔峡のミヤマツツジは、ちらほら咲きだしていた


中岳から高岳を目指す                                高岳頂上は溶岩のゴロ石

ここからは火口展望台まではアスファルトの舗装道だ。

本来は立ち入り禁止区域かもしれないが、前方から団体さんが下山してきたので、

我々も頂上を目指してに進む。展望台から火口を見るが、どこから煙がでているのか、はっきりわからない。

木の柵があって中には入れないようにしてあった。硫黄のにおいがしてきた(>_<)

展望台を左折して中岳に向かって尾根伝いに登って行く。ここからは溶岩むき出しの道だった。

中岳1506mの頂上に立ち、下って登って、高岳1592mの頂上に着いた。14時40分ぐらいだった。

仙酔峡駐車場から仙酔峡駐車場まで、円を描く形で歩いて来た。

高岳からの下山の道は、溶岩の石や岩場で下りにくく、こちらから登らなくて、良かったと感じた。

下の方まで来ると、ミヤマキリシマが咲き始めていた。最盛期には観光客で満員になるという。

下山してからビジターセンターのところで情報を聞くと、今日は火山規制がゆるやかだとのこと。



高岳から仙酔峡まで戻る道は険し                                      


1時間半ぐらいで高千穂峡へ移動した。今夜の宿泊は、高千穂峡から近い『春芽』という料理の美味しい宿。

フランス料理と和食の料理長の経験をもつオーナーで、確かに美味しかった。

夕食を済ませて夜8時から1時間、高千穂神社『神楽』を見てきた。

天の岩戸の神話の観光神楽で、宿泊客が大勢訪れていて、満員状態だった。拝観料500円。



高千穂峡 駐車場代金500円


春芽の夕食                              美味しい料理


神楽は大入り満員                            日本神話の故里





5月4日は7時から朝食を頂き、会計を済ませて、駐車場へ。

荷物の整理をしている間もずっ~と店の前で女将さん達が車を見送るために待っていてくれた。

祖母山の登山口である尾平に行く途中に天の岩戸神社があったので、参拝してきた。

尾平へは、車でカーブの多い山道を登っていき、高度1000mちょっとまで来たのに

道は下りだして、結局、駐車場の標高は600mだった。



宮原コースを行きます                                   吊り橋は1人づつしか渡れません


九州はクマが絶滅したはずだが。。。。                    川を徒渉します


つがの原生林                                1ヵ所だけ咲いていたしゃくなげ


丁度見頃だったあけぼのつつじ                      やっと馬の背から展望が開け、頂上が見えてきた


9合目山小屋1665mこの日は管理人がいた           晴れ渡って頂上からの眺め良し 2時間前は、霧雨! 


祖母山頂上からのパノラマ風景


尾平の登山口に戻って 振り返ると、、祖母山!


この日は宮原コースを往復した


祖母山頂上は1756m
なので今日の標高差は1100mだ。

駐車場は満員なので、車道の空いているスペースに止めた。

尾平登山口9:40分に出発。遅いスタートだが、

大阪ナンバーの車の若い男性2人組も一緒にスタートした。

川沿いに登って行くと、10分ぐらいで吊り橋に到着。

ここで吊り橋に渡らないコースが黒金尾根コース! 渡るのが宮原コース

今回は時間がないので、早く頂上に立てる、宮原コースを選択した。

また、少し行くとまた、林道コース自然林コースとの分岐点があった。

今回は行きが林道コース、帰りが自然林コースを選んだ。

林道コースは、初め樹林帯を歩くが、そのうちに車道になり、それが傾斜のきつい道で険しかった。

川を渡って、しばらくしたら2合目の標識があった。ここまでで1時間10分かかってしまった。

時間がかかってしまい、先が思いやられる(@_@;)

しかし、3合目(標高1000m)までは7分で着くことが出来た。

この辺りから、あけぼのつつじの花が咲いていた。

開花状態は、下のほうのつつじは地面にもう、花びらが落ちている状態だが、

上に登っていくほどに落ち花が減り、頂上に近いところでは、つぼみが見える木もあった。

花の百名山で紹介されている花だ。

11時50分に標高1300mを通過。1本だけシャクナゲの花が咲いていた。

12時02分標高1400mを通過!馬の背を12時26分に通過!つつじの向こう側に頂上が見えてきた。

笹の道を越えて12時45分に標高1600m通過!12時55分に9合目小屋に到着!

中に入って休憩するとお金がかかるので、外のテラスで食事した。

小屋から15分ほどで、頂上に到着!13時33分だった。

頂上は広場になっていて、360°の展望が見えた。頂上には石の祠もあった。

下りは黒金尾根コースから、行こうとして、コースを覗いてみたが、

大きな岩場があり分かりにくそうな道で、何か恐怖感(-_-メ)を覚えたので、宮原コースから帰ることにした。

下山途中に、登ってきていた団体さんたちとすれ違った。これから登って、日没までに戻れるのかと、心配になった(-。-)y-゜゜゜。

吊り橋まで戻って、振り返って祖母山を見た(^o^)/ 

祖母山は、晴れ渡った青空にくっきりと輪郭が浮かび上がっていて、遠くて、高くて・・・親しみも感じた(*^_^*)

16時25分に駐車場に戻った。

翌日は九重山の登山なので、息つく暇も無く車に乗り、九重山の近くに移動しました。

着いたところは久住高原の国民宿舎、久住高原荘です。

もう、6時過ぎだったが、受付時に、夕食前に汗を落としたいからとお願いして、温泉に直行した。

夕食は、1階レストランでアルコールも飲んで、大分牛?の陶板焼きを食べて、

いい気分でいたら、最後のお客さんとなってしまいました(^_^メ)



九重高原荘の夕食 和食中心の和洋折衷                  牧ノ戸登山口は、観光地だった

翌朝、朝食前に温泉に入っていたら、夕べの湯(ほぼ透明に近い)が落とされて、源泉かけ流しのキレイな湯でした。

白濁した硫黄の香りの、九重山を眺めての露天風呂!

朝風呂は、泊り客も温泉の湯の違いを知っているのか、6時の前から、にぎわっていた。

朝食時に気付いたが、、レストランから阿蘇の山々が見えて、いいロケーションでした。



5月5日、九重山登山口には、やまなみハイウェイを通って、牧ノ戸峠の駐車場へ、。祝日なので、満車状態です。

200台は停めれるらしい、駐車場を外れて、道の空いたスペース

(えんえんと続いていて、500m以上先のところ)に駐車しました。

登山バッチを購入した(買いそびれた祖母山バッチもゲット!)売店の人の話では、これでも昨日よりは少ないらしい。



星生山                                          ハルリンドウ


頂上からは尾根伝い                               硫黄山の噴火口

1330mの牧ノ戸登山口で、近くに居合わせたカップルと記念撮影を交互に撮りあいました。

この日は9:00に登山開始。雲ひとつ無い快晴でした(^^♪

最初は階段の道を登っていきました。これ辺りから久住山までは、登山者より観光客らしき人達が目立っていた。

平坦な道だからか、犬を連れて、散歩気分で頂上を目指す人達が結構見られた。

登山地図を眺めながら、沓掛山を過ぎ、扇ヶ鼻分岐を過ぎ、星生山に登るコースを探すが、

星生山に登る道がなかなか見つからず、来た道を戻って、人の足跡を探って、道なき道で、山道に入った。

星生山へは、一旦池塘を含んだ湿地帯まで下がってから登った。

山頂は山腹の硫黄山の噴火で立ち入り規制されていたが、9年前に解除されたそうだ。

硫黄山の煙、中岳、大船山、三俣山を眺めて、狭い稜線沿いに、岩場の道を通って、久住別れに下った。



下って分岐部が久住別れ                             主峰久住山


久住山から連峰を見渡す


天狗が城の直下にある御池                      急登りの天狗が池


もう少しで中岳頂上だ                         ここが九重連峰で一番高いところ

久住別れでトイレ休憩、昼食(おにぎりとパン)をとり、久住山へ!30分弱で山頂に着いた。

九重の主峰1787mの眺めを楽しんだ。12:00だ。

来た道を少し戻って、分岐のところを、今度は天狗ヶ城の方向に進む。

下って登って、御池の横を過ぎたら、天狗ヶ城の頂上で、

また下って登ったら、中岳の頂上に着き、ここは1791mで九重連峰の中で一番高いところです。



山荘はビールの自動販売機があります                     山の中でのご馳走です

あとは今晩の泊るところ、法華院山荘を目指して、下るだけです。

道幅は狭くなり、落石で通行が不能で迂回路で沢下り体験をして、

14:25ぐらいに法華院山荘に到着した。

温泉等施設が整っていて、山人のあこがれの山荘だそうだ。

少し休憩して、坊ガツルまで散策した。夕食までの間に温泉に入った。温泉は、午後から翌朝七時まで入浴出来た。

湯元は硫黄山だろうか。湯の花が浮かんでいた。

今日は80人の泊り客で夕食は18時からのグループだった。昨日は180人の泊り客だったそうだ。

夕食は豆腐のハンバーグ・おでん・山菜(こしあぶら)の天ぷら・とり天・つくし、

クレソンのごまあえ・玉ねぎのシチュー等であった。温かい出来たてを出してくださった。




5月6日の朝、起きると、天候は曇りで風が強かった。出発の用意をして、

6時30分からの朝食を済ませて7時30分ぐらいに出発した。

三俣山に登ってから牧ノ戸峠の戻るつもりだったが、歩き始めると、かかとに痛みを感じて、

急遽、楽に帰れるコースに変更した。長者原に降りて、バスで牧ノ戸登山口まで戻ることにした。

このコースは九州自然歩道の一部でよく整備されていて、

歩き易かった。三俣山の頂上は黒い雲がかかっていて、

今にも雨が降り出さないかと心配したが、何とか降られず、

木道がかかるタデ原湿原に9時30分ぐらいに着いた。



三俣山は黒い雲に覆われています                      九州自然歩道のルートです


タデ原湿原の木道                         ラムサール条約


湿原に咲く花

 
サクラソウ                タチツボスミレ
 
ヒトリシズカ              クサボケ




バスは1時間に1本だったので、ビジターセンターで時間をつぶして、バスに乗り、

やまなみハイウェイを通って、15分ぐらいで牧の戸登山口に着いた。

駐車する時は満車状態だったのに、車は何処かに消えて、我々の車だけがポツンと一台残っていた。

この後は熊本城・水前寺公園を観光して、熊本ラーメン・いきなりだんご・あか牛の焼き肉を食べて、

熊本空港に行き、、名古屋空港に21時ぐらいに着いた。