東名高速の沼津ICから1時間ぐらいで伊東駅に着いた。
伊東駅から天城高原ゴルフ場(登山口)までの東海バスは7:55発。
それまでは車で仮眠。明るくなったので、駅から100mぐらいの
コインパーキング(1日800円)に駐車した。7時ぐらいに駅に行き、
朝食は駅の立ち食いそばで済ませた。バス停はそば屋の前だった。
出発時間になると、登山者が集まってきた。午前中
の便は、この時間しかないないわりに登山者は少なかった。
多数の人達は車でゴルフ場まで行っているのだろうか?
登山口→万二郎岳~万三郎岳~天城峠旧トンネル縦走するには、バス
と電車を利用するしかないと思われるが!?
バスの降り口(ゴルフ場)の近くの別荘地辺りで鹿を見たが、
ヤクシカよりも大きく感じた。ゴルフ場は標高1050mのところにあり、
500円の運賃を払い降車して、トイレを済ませて、出発!!
<登山口> <落葉がない登山道>
9時のスタート時点では雨はパラパラ状態だった。
登山道は良く整備されていて、道の上の枯れ葉は取り除かれていた。
シャクナゲコースの合流部(四辻)までは下りが多かった。小さな川
を渡ったりして行くと、ツツジ、アセビの花、ヒメシャラの木が目立った。
この時期咲いているのはアマギツツジではなく、ミツバツツジだそうだ。
<ツツジの絨毯>
ツツジの花びらが絨毯のように敷きつめられているところは、
とってもきれいな光景だった。シャクナゲが1本だけあったところを過ぎると、
登り始め、歩き始めて1時間ぐらいで万二郎
岳に到着した。頂上は霧雨状態で、展望は望めず、
マメザクラはほとんど散っていた。
<万二郎岳>
山から下っていくと、雨が強くなってきた。
ゴアテックスの雨具ではなく、ユニクロで買ったヤッケをはおる。
軽量だが、結構水をはじいてくれた。粘土質の道は滑り、ぬかるみが靴を
汚した。馬の背を過ぎて、アセビのトンネルを通る。
<アセビのトンネル>
ブナの林を過ぎ、石楠立(はなだて)の道標からは名前のとおりで
シャクナゲが満開のトンネル状態で見事な光景だった。
<石楠立はシャクナゲのトンネル> <紅色のシャクナゲ>
木により、赤い花白い花と少しずつ色が変わっている。
標高1,405mの万三郎岳には10:55に到着。ここが今日の最高地点。
頂上には他のパーチィも休んでいた。チョコレートを食べた。
雨で体が濡れて寒かったので、早々と下山することにした。
<万三郎岳頂上>
登山道は道幅が広く、枝が道に張り出してなかったのでこの頃から傘をさして歩いた。
シャクナゲコースとの分岐点を過ぎ、小岳に向かう下りで雨が激しく降り出した。
天城峠方面は、さらに雨足が強く感じたので、
ゴルフ場に戻るコースにしようかと迷いながら、一旦引き返した。
が、計画通りの縦走にしようと思い直し、再び、天城峠方面に歩き出した。
小岳過ぎからは急な下りだった。歩いていると寒いので、傘をさして、
トレイルランスタイルで進んだ。戸塚峠の付近はブナ林だった。
ここから八丁池までは登ったり、下ったりで道幅は広く走りやすかった。
八丁池は雨に煙り、岸辺しか確認できなかった。
(初めて傘をさして走ったが、直接雨が頭にかからないので寒さも和らいで、結構良かった!!)
<周囲が八丁あるので八丁池>
八丁池には休憩場があって屋根付きだったので、昼食のパンを食べた。
しかし、雨に濡れて寒かったのですぐ出発した。
天気が良ければ富士山が見えるという見晴らし台はパスした。
ここから天城旧トンネルまで6km。緩やかな下りで、走りやすかった。
ただ、道は整備されておらず、ときどき道幅が狭いところもあり、
崩れかけている場所は気をつけて歩いた。14:35分天城峠到着。
500mで旧トンネルと道標。15分ぐらいで旧トンネルに到着。
ここまであまり人に会わなかったが、旧トンネルでは団体のパーティが休んでいた。
バス停は、ここから下にあるという表示があったので、天城峠のバス停を目指した。
ここ辺りの道はハイキングコース<伊豆の踊子のコース>と重なっていた。
バス停は新天城峠トンネルの近くで、バスが来るまで、トンネル内で雨宿りをしていた。
15:18分の東海バスに乗車して、河津駅に近づくと雨も上がってきた。
河津7滝を車中から観光し、16時ぐらいに河津駅に着いた。
海岸線まわりの電車に乗って17時過ぎに伊東駅に着いた。
駅近くの市営公衆浴場で身体を温め、隣りのビルの和食店で食事をしてから、
運転を4時間ぐらいかけて自宅に戻った。
<天城旧トンネル内>
登山口9:00―万二郎岳10:00―万三郎岳10:55―片瀬峠分岐点11:15―戸塚峠11:55
―八丁池12:35―天城峠14:35―天城旧トンネル14:45 縦走17km